- 「外出したくない…無理に出かけるべき?」
- 「もしかしてこれって病気なのかな?」
- 「それとも単に怠けてるだけ??」
と悩むことって、ありますよね?
私はうつ病経験者なので、「こういう場合はヤバいかも・・・」という感覚はあるつもりです。
そんな私が経験上、「こういう場合は多少無理してでも出かけたほうが気分が晴れる」と言える状況がいくつかあるので、体験談を交えてご紹介します。
「こんな場合は無理せず休んだ方が良い」という場合についてもまとめています。
外出したくない…でも、思い切って出かけたほうが良い6つのケース
「ただ単にめんどくさい」、「原因は特に思い浮かばないけど、何となくやる気が出ない・・・」といった場合は、新しいことに挑戦したり、楽しい経験をすることで、気分が向上することが多いです。
具体的には、こんな場合。
こんな場合は出掛けたほうが良い
- 楽しみにしていたはずなのに、当日になってめんどくさくなった
- 家にいてもお酒を飲むしかやることがない
- 外出しないのが癖になっているだけ
- 身支度が面倒
- お金を使いたくないから
- 天候が悪いから
もちろん心理状態は人それぞれなので、参考程度にしていただければと思います。
【ケース①】楽しみにしていたはずなのに、当日になってめんどくさくなった
前々から楽しみにしていた、旅行やちょっとした遠出のお出かけ。
一緒に行くのも仲の良い友達で気兼ねする理由もなく、100%楽しめることは分かり切っている。
なのに、当日が近づくにつれてめんどくさくなってしまい、いっそのことキャンセルしたい・・・と思うことってありませんか?
遊ぶ約束してるのに当日になってめんどくさくなるの俺だけかな?
— かずし (@Df5fyhhfrHuKwDD) April 13, 2019
どんな楽しみにしてた飲み会でも、当日になるとめんどくさくなって、仮病使おうかなってくらい行きたくなくなる
あの現象ってなんなの?
— ♌️ロボデリ開発者♌️あき (@robodeliaaa) October 27, 2019
↑こういう人、結構いるみたいで安心しました♪
これは出不精、引きこもり体質の人特有の思考みたいですが、こんな場合は、無理して出かけたほうが良いです。
出掛けたら絶対楽しめますから!
体験談:当日行くのがめんどくさくなった日帰り旅行。嫌々ながらも出掛けたらめちゃくちゃ楽しかった!
仲の良い友達と「熱海に日帰り旅行しよう」という計画を1ヶ月程前から立てていたのに、近づくにつれてめんどくさくなったことがありました。
計画を立てている時はこの上なく楽しくて、「楽しみがあるから嫌な仕事も頑張れるな~」なんて思っていたのに、1週間前くらいから徐々にめんどくさくなってきました。
- 「あ~、やっぱりせっかくの休みは家でダラダラしていたいな~。」
- 「外出したくない。友達、ドタキャンしてくれないかな・・・」
なんて、思い始める始末。
そして当日は「仮病使う??」とまで思うほど、面倒で外出したくない気持ちに。
ですが、何とか家から自分を引っ張り出し、いったん電車に乗るとなぜか”うっきうき♪”
計画を立てている最中のお楽しみモードに切り替わり、当日は全力で楽しめました。
私みたいな出不精で根っからの引きこもり体質の人は、こんな状況に陥りやすいですが、行ってみると予想以上に楽しめることが多いですよ!
ちなみにこのとき一緒に出掛ける約束をしていた友達も同じく出不精で、私と全く同じことを考えていたらしい・・・
当日になってめんどくさくなるタイプなので休日に人との約束はあまりしないんです。でもいざ当日になるとすることなくてただ息をするだけの休日にしてしまってとても後悔します。これ今日で2兆回目。
— 小池 亮 SPACE BOYS (@RYO_SPACEBOYS) April 24, 2022
当日めんどくさくなるのが分かっているから約束はあまりしない・・・という手もありますが、そうすると代り映えのないつまらない休日になってしまうのでおすすめしません。
【ケース②】家にいてもお酒を飲むしかやることがない
「外出したくない…でも家にいてもゴロゴロしてお酒を飲むしかやることがない…」という場合は、100%、間違いなく、「外出したほうが良い!!」と言い切れます!
お酒を飲むとますます外出がおっくうになり、次の休みの日も引きこもって飲む・・・の繰り返しになります。
外出するのは、お酒を買いに行く時だけ・・・
こんな不健全な生活をするくらいなら「外出したくない」という気持ちに蓋をして無理してでも出かけたほうが良いです。
体験談:イヤイヤ出掛けたら前向きな気持ちに!禁酒のきっかけになった!
正式に診断されたことはないですが、一時期の私はアルコール依存症気味でした。
外出したくない…という気持ちが先にあるのではなく、「家で飲むことが優先」という状態だったんです。
外出なんてお酒を飲む時間を奪われるだけの無駄な時間。。。
そんな考えが不健全なことは分かっていたので、ある日嫌々ながらも外出を優先させました。
朝早くから外出し、お気に入りのカフェでモーニングを食べて、公園をゆっくり散歩。
公園のベンチでひたすらボケっとして過ごし、ランチ時にはまたお気に入りのカフェで外食。
その後はブラブラとショッピングをし、おやつ時にカフェでケーキを食べ、夕方帰宅。
休日は昼間~夕方にかけてダラダラ飲むのが恒例だったのですが、その時間を外で過ごしたことで、飲酒欲求をやり過ごせました。
外で日光浴をしたり美味しいものを食べたり、購買意欲を満たしたおかげで、とても気分が良く前向きな気持ちに。
外出したくない…けど無理してでも外に出たおかげで、禁酒のきっかけになり、依存症の危機から救われた今があります。
【ケース③】外出しないのが癖になっているだけ
外に出ない生活が習慣化していると、外出するのがおっくうに感じます。
家にずっといるのは全然苦じゃないし大好きだから良いんだけど、やる気が全く湧かない だけど出掛けて家戻ってくるとやる気スイッチ入る 不思議
— やくも (@_jujuyakumo_) May 4, 2022
↑こういうことって、ありますよね?
気持ちが落ち込んでいるから出られないのではなく、家にいるだけの生活が定着しているから…というだけの場合は、思い切って外に出かけることで気持ちが晴れやかになりますよ!
体験談:思い切って散歩に出たら心も体も軽くなった!今では散歩が趣味に!
私は通勤の必要がない自営業時代に、引きこもりが癖になって「外出したくない…」病に陥りました。
コンビニやスーパーなど、生活する上で必要最低限の場所にしか出かけない生活が続くと、長距離の外出がとてつもなく面倒になります。
もとも引きこもりが苦にならない出不精なので、どんどん症状が進行し、筋力低下と食欲不振、生活リズムがぐちゃぐちゃに・・・
ただ生活リズムぐっちゃぐちゃになったしシンプルに太った
結局のところ堕落するのが得意なだけできっちりそのツケは自分が払う羽目になるので、仕事しないにしてもなんらかの形で外出する習慣は作ったほうがいいなって思った
引きこもりが苦ではないからこそな……— 滝川ʕ •ﻌ• ʔ (@takigawamidori) May 6, 2022
↑本当に、その通りですよね。
これは鬱でもなんでもなく、単に家から出ない生活が習慣化してしまっているだけ。
こういう場合は、「外出しない癖」を「散歩が日課」という習慣に上書きしてあげればすべて解決です。
いきなり電車に乗って長距離移動はハードルが高いので、まずは近所をグルグル散歩するところから始めました。
うっすら汗ばむほど歩き回った後は、「外出したくない…」と思っていたのがウソのように晴れやかな気持ちに。
翌日からは歩数計アプリをインストールして、歩数を延ばすのに夢中になり、今ではすっかり散歩が趣味になってしまいました。
歩くのが習慣になると気持ちも前向きになるし、生活リズムが整うし、筋力アップするしで良いことだらけ。
【ケース④】身支度が面倒
外に出かけたい気持ちはあるものの、なんとか出掛けられるよう身なりを整えるのが面倒で「外出したくない…」という気持ちになってしまうことがあります。
用事あるけど化粧が面倒で外出したくない。
— ゆうこさん (@ya_yu_u_ko) March 3, 2014
特に女性は、メイクが面倒で外に出たくない・・・という人が多いみたい。
でも単に身支度が面倒なだけで、外出の機会をふいにするのはもったいないです。
ヘアメイクを簡略化してでも、外出したほうが気持ちが上向きになりますよ!
体験談:「自分の中でのOKライン」を低くする。眉毛だけ描いてとにかく外に出る!
地味で冴えない容姿ですが、すべてにおいて完璧主義な私は、ヘアメイクがきちんとしていないと外出したくない気持ちになりがちでした。
ですが、身支度に関しての「自分の中でのOKライン」を低くしたことで、外出へのハードルも下がり、気楽に出かけられるように。
具体的には、こんな感じ。
- くせ毛をブローするのを諦めてひっつめ髪でOKとする
- 基礎化粧品にお金をかけてファンデを省く
- 眉毛だけ描いてあればOKとする
私は酷いくせ毛なので、髪をどうにかするのがお化粧よりも面倒。
外出したくないほど面倒に感じる場合は、ブローの必要がないひっつめのお団子一択です。
メイクも面倒ですが、眉毛だけ描いて外出してしまいます。
化粧が面倒で外出したくない。仕方無くファンデーションと眉だけ済ませ、繰り出す。やっぱり毎日睫毛いじれる人って凄い偉いな。
— ムシエ (@Megamusie) December 10, 2011
↑思い切って、お化粧の工程を省略すれば、外出へのハードルも下がりますよね。
基礎化粧品にエンビロンを使い始めてからは、ファンデ無しでもどうにかみられる肌になってきたので、メイクの工程の大幅カットが可能に。
スキンケア+日焼け止め+眉毛だけ描く。
この工程であれば、洗顔からヘアメイク完了まで20分以内に済むので、「身支度が面倒で外出したくない。」ということはなくなりました。
どうせ今はマスク生活だし、眉毛だけ描いてあれば何とかなるんですよね。
自分の中で完璧な身支度ができなくても、外に出てしまえばそれなりに楽しめますよ!
【ケース⑤】お金を使いたくないから
外出したくないのが、節約のためだけの場合も、思い切って出かけたほうが良いです。
「一円も無駄遣いしない!」と極端に切り詰めた生活は長続きせず、リバウンドしてしまい、結果的に損するからです。
それに、節約のためだけに引きこもって運動不足・・・というのも馬鹿らしいですよね。
体験談:散歩だけならタダ!帰りに図書館に寄ると次の外出のきっかけも作れる!
外に出るとついつい買い物しちゃうから、一歩も外に出ないぞ!という生活は長続きしません。
私の場合、そういう生活を続けているとストレスが溜まって爆発し、結局散財してしまいます。
お金使いたくないから外出したくないけど引きこもりたくないからお散歩行ってる pic.twitter.com/3TcwscmqFn
— OmegaZero (@katoistoOmz) April 1, 2018
私の場合、一緒に散歩してくれるワンちゃんはいませんが、外出したくないのが節約のためなら、散歩には出るよう努力しています。
1円も使わないのはストレスが溜まるので、1日1,000円までなら使ってOKとかルールを決めると良いです。
私の場合のお金がない時のお出かけコースは、こんな感じ。
- 500円ぐらいのモーニングを食べる
- 緑の豊かな公園を散歩してストレス解消
- 図書館で読みたかった本を借りて帰る
近くに入場料100円の日本庭園があるので、そこを散歩するのもちょっとした非日常感が味わえて楽しいです。
【ケース⑥】天候が悪いから
外出したくない理由が「天気が悪いから」というだけなら、お気に入りグッズを用意しておくことで機嫌良く出掛けることができます。
体験談:お気に入りのレインブーツを手に入れたら「雨の日は外出したくない」が一変♪
私が「外出したくない」と思うのは、雨の日。
雨の日は外出の予定をキャンセルして家に閉じこもっていましたが、そういう時って気分が晴れないんですよね。
天気が悪い日や冬は、日照時間が短いためセロトニン分泌がうまくいかないので、外出したくない気分になるのは当然です。
だからと言って家に閉じこもると、ますますセロトニン分泌が滞るため、気分が余計落ち込みます。
野暮ったい長靴しか持っていなかったので、コーディネートに困って外出が面倒になるというのも原因のひとつでした。
雨の日しか使えないものにお金をかけたくない主義でしたが、思い切って機能的でおしゃれなレインシューズを購入。
雨の日も通勤が楽しい!ビームスライツのレインブーツコーデ😘🌂スカート&パンツスタイルを紹介💕コーデ詳細をチェック🖖→ https://t.co/iHfhCqHIrk #レインブーツ #レインシューズ #ビームスライツ #ビームスライツ福岡 #福岡 pic.twitter.com/IW8C4leKLJ
— avanti(アヴァンティ ) (@avanti_fukuoka) June 2, 2017
↑ちょっと違うけど、こんな感じのやつ。これなら、コーディネートにも困らない。
今年は、雨の日がちょっと楽しい。
レインシューズのおかげ😊👟足元にお気をつけてお越しください🙇 pic.twitter.com/mpUl03EK2Q
— 大内 慶子 (@CantoKeiko) June 4, 2021
次は、↑こんな感じのも欲しいな。
雨の日の外出でありがちな足元びしょびしょ靴下まで濡れる・・・の不快感とも無縁でいられます。
滑りにくい造りだから運動神経ゼロの私でも、安全を確保できる♪
靴ひとつで、雨の日の外出のハードルが格段に下がりました。
雨の日は、窓の外でしとしと降る雨を眺めながらカフェや喫茶店でまったり過ごすのが好き♡
こんな時は外出よりも休養を優先!
無理してでも外出したほうが気持ちが明るくなる場合をご紹介しましたが、今度は反対に「こんな場合は無理せず家でゆっくり休んだ方が良い」場合をあげてみます。
こんな場合は無理しちゃダメ!
- ストレスが多く、心が疲れている
- 外出以外のことにも興味がない、何をしても楽しくない
「ストレスが多く、心が疲れている」という自覚がある場合は、無理せず休もう!
「最近ストレスが多く、心が疲れている」という前提がある場合は、無理して外出せず、心の声に従って休んだ方が良いです。
- 職場や家庭の人間関係に疲れ切っている
- 仕事が多すぎて手に負えない
- 何で自分だけこんな辛い目に合うんだろう・・・
といったストレスを感じると、それに立ち向かうために緊張状態を保つ”交感神経”が優位の状態が続きます。
そうすると、心身のリラックスに必要な副交感神経の働きが鈍るため、心も体も疲れ切った状態になってしまうんです。
そんな時は、「外出したくない」という気持ちになって当たり前。
無理して外出しても、余計疲れるだけで気分も落ち込んでしまうかも・・・
こんな場合は無理せず、ゆっくり休んで心と体の充電を優先しましょう!
体験談:仕事のストレスが強かった時は、出掛けても疲れるだけだった。
仕事のストレスが最も強かったWebデザイナー時代は、週末に出かけても疲れるだけでした。
友達に「出掛けようよ!引きこもってるだけじゃストレス発散できないよ!」と言われて外出するのですが、帰宅するとドッと疲れて、かえって落ち込むことも・・・
一人でショッピングでストレス解消しようとしても、欲しいものが決められなかったり、散在しすぎて自己嫌悪に・・・
体は疲れているはずなのに、外出した日は眠れないし、本当の意味でリフレッシュすることはできませんでした。
そこで、開き直って週末は引きこもって、心と体の休息にあてることにしました。
ストレスで心身ともに疲弊している場合は、どんなに楽しい予定でも負担になることがあります。
「外出したくない…」というのは心のSOSだと受け止め、無理せず家でゆっくり休みましょう。
「外出以外のことにも興味がない、何をしても楽しくない」場合は、医療機関に相談したほうが良い
「外出したくない」だけではなく、その他のこともできないし、興味がない。
何をしても楽しく感じない・・・
そんな場合は、医療機関に相談したほうが良さそう。
体験談:うつ病の時は、外出以外の他のこともできない
私がうつ病を発症した時は、「外出したくない」だけじゃなく、お風呂も入れなかったし、お化粧もできませんでした。
趣味だった読書にも興味がなくなったし、家族と話すのもおっくうに。。。
「外出はしたくないけど、家で映画鑑賞するのは楽しい」といった状況ではなく、楽しめるものが何一つない状態。。。
こんな場合は、自力での解決は無理なので、医療機関に相談したほうが良いです。
「家でやりたいことがある」なら、胸を張って「おうち時間」を楽しもう!
「外出したくない」理由が、「家で好きなことに没頭したい」という場合は、無理に外出しなくてOK。
というか、こういう場合はそもそも「外出したくない」という考えさえ思い浮かばないと思います。
「外出したくない」ことを悩むのは、「したくないけどしなければいけない状況」だったり、「外出しないことに罪悪感がある」場合のどちらかですよね。
罪悪感がないポジティブな理由で家にいたいのなら、誰にも気兼ねせず、純粋におうち時間を楽しみましょう。
やりたいことに没頭することで十分ストレス解消できています。
まとめ
出掛けたくない時は無理に出る必要はありませんが、外出したほうが運動不足にもなりにくく、人やモノとの出会いも広がります。
「外出したくない…」という気持ちが、ただの出不精やちょっとしたことで解決できるものであれば思い切って出掛けたほうが精神衛生上良いです。
ただし、心も体も疲れ切っている場合は外出ではリフレッシュできないので、見極めが大切。
出不精で引きこもり気質の私ですが、「こういう時は出た方が良いな」という場合は頑張って外出することで、世界が狭くなりすぎるのを予防しているつもりです。
「日頃の疲れをおうちで癒したい」という時とのバランスをとって、何とか完全引きこもりを避けています(笑)
今回の記事の内容はあくまでも私の経験ですが、参考にしてみてくださいね。