こんまりメソッドで片付け祭り中、15年~20年前の香水が出てきました。
使用期限は軽く超えているし、捨てるしかないのですが、どうやって捨てれば良いのでしょう?
今回処分したいのは、瓶とノズル部分がガッチリ圧着された「カシメ型」と呼ばれるタイプ。
中の液体をどうこうする以前に、まずスプレー噴射部分が固くて外れません…
今回は、香水の瓶のカシメの外し方と、処分方法についてまとめてみました。
香水を処分したいけど瓶が開かない…
香水の使用期限は、開封後で約1年。今回捨てたい香水は、間違いなく15年は経っています。。。
蓋を開けて嗅いでみると、昔の記憶にある香りそのままで、まだまだ使えそうなんですが…
そうは言っても、酸化は進んでいるだろうし、肌につけたらトラブルになりそう。
それにここ10年以上香水をつけた記憶がないので、今の私の生活に香水は不要ということ。
ですが、いざ捨てようとして困ったのが、香水瓶とディスペンサー部分がガッチリ固められていてビクともしないこと!!
香水瓶とディスペンサー部分がアルミでガッチリ圧着されていて、ビクともしない…
化粧品やヘアスプレーの容器のように、手でクルクル回せば簡単に外れると思っていたのに…
まさか中身が入ったまま捨てるわけにもいかないし、どうしよう??
香水瓶のカシメの外し方!
香水瓶とディスペンサーの接合方法にはネジ式とカシメ式があって、ほとんどがカシメ式。
ネジ式なら瓶とディスペンサーを簡単に取り外せて分別もラクなのですが、香水の品質保持の観点から密閉性の高いカシメ式が主流なんだと思われます。
ということで、即座にポイというわけにはいかなそうです。
でも、ニッパーがあれば結構簡単に外すことができましたよ!
処分に必要な物
- ニッパー
- 牛乳パック、ビニール袋、ジップロックなど
- 新聞紙もしくはキッチンペーパー
- 粘着テープ
処分する際には、以下の点に注意して行いましょう。
ココに注意
- 火気厳禁・高温になる場所や火のそばで作業しない!
- 換気をしながら行う!
香水にはアルコールが含まれるため、引火性の液体として危険物に指定されています。
火の気のない場所で作業しましょう。
また、室内で作業すると強い香りが充満するので、換気をしながら作業するのがオススメです。
いくら良い香りでも、強すぎると不快に感じますし、頭痛などの症状が出ることもあります。
準備ができたら、さっそく作業に取り掛かりましょう!
まずは、カシメ部分を外す!
カシメ式は、アルミ金属が専用工具や機械でガッチリ圧着されたもの。
どう頑張っても手で取れるわけがありません。
ということで、ニッパーは必須です。
今回の断捨離で何回お世話になったか分からない、超便利な強力ニッパー。
まずは、香水のキャップとスプレーの蓋の部分を取り、ハカマ部分をニッパーでブチブチと切り込みを入れます。
アルミは鉄と同じ金属ですが、軽くて柔らかい性質を持っているため、少し力を入れればニッパーで簡単に切り込みを入れられます。
手前に引っ張るような感じで切り込みを入れていくと、まるで果物の皮をむくように簡単に剥がれていきます。
病みつきになりそうな、不思議な感覚…
こんなにグニャグニャに!面白い!
ハカマ部分が完全に外れて、カシメ部分が見えてきました!!
次は、このカシメ部分にニッパーで切り込みを入れていきます。
ハカマ部分のように出っ張った部分がないため、取っ掛かりが難しいですが、ニッパーで縦に切り込みを入れるようにゴリゴリするとアルミが崩れ始めます。
一度崩れたら、それをきかっけにどんどん作業が進みます。
ガッチリと圧着されていたアルミが剥がれていき、中のプラスチック部分が露出し始めました。
あとは、ハカマ部分と同様に、ニッパーで引っ張るようにアルミ部分を剝いていきます。
アルミの圧力がなくなり、ディスペンサー部分が飛び出してきました!
ディスペンサー部分が取り外せるように!!
これでようやく、中の液体と容器を分別して捨てることができます!
香水を新聞紙などに染み込ませ、密閉して捨てる!
ビニール袋の中に新聞紙やキッチンペーパーを入れ、そこに香水を流し込みます。
袋の口をしっかりと縛って密閉します。
かなりしっかりと縛ったので、これで大丈夫だろうと思ったのですが、香水の香りはかなり強力です。
口の部分を粘着テープでふさいでも隙間から香りが漏れて、ルームフレグランス状態になりました…好きな香りなので良しとします。
むしろ「捨てずに、ルームフレグランスとして再利用すれば良かったかも」とちょっと後悔…
苦手な香りの香水を処分する場合は、くれぐれも気を付けてください。
ビニール袋では密閉性が全然足りないので、さらに牛乳パックに入れて口は粘着テープでしっかりと閉じるとか、ジップロックに密閉するなどの工夫が必要です。
試しに、ジップロック(偽物)に入れてみたら、一瞬で香りの漏れがなくなりました。
これで、燃えるゴミとして捨てられます。
香水の蓋や瓶は、自治体のルールに従って分別します
私が住んでいる地域では、取り除いたアルミ部分は燃えないゴミ、プラスチック部分は燃えるゴミ、香水の瓶はビンの日に出します。
香水の瓶は、捨てる前によくすすいで捨てましょう。
捨ててからちょっと後悔…好きな香りを他の方法でもっと楽しめば良かった…
「不要なモノはとにかく捨てたい!」と思うあまり、迷わず捨ててしまいましたが、ちょっと後悔…
安い物でなかったし、好きな香りなのだから、肌に直接つけることはできなくても、もっと有効に使えば良かったな…
ルームフレグランスや芳香剤として再利用する方法もあったはず…
カシメの外し方を調べる前に、余った香水の再利用法を調べれば良かったです。。。
ワンプッシュでも十分香るのだから、コットンに染み込ませて可愛い袋に入れておけば、お手製のサシェになる。
それをクローゼットに入れておけば、良い感じで衣服に香りが付きますよね。
カシメを外した後、ビンにリードスティックを入れておけば、自家製のリードディフューザーが完成します。
ルームフレグランスって数千円するから「もったいないな…」といつも買わないままだったけど、今回の香水を利用すればお気に入りの香りが長く楽しめたのに…
片づけも後半に近づいてきて、「早く終わらせたい。もっと部屋をスッキリさせたい。」と思うあまり、今回はときめきチェックを怠った気がします。
「次はどれを捨てよう?捨てられそうなモノはないかな?」という視点でモノを見てしまっていて、「ときめくモノを残す」ということがおろそかになっていました。
これまで「ときめかないけど、捨てられないモノ」で溢れていた部屋が、こんまりメソッドでどんどん片付いてきたので、捨てることに夢中になっていたけど、今回の香水は「ときめくけど、古くなって本来の目的では使えないモノ」だったんですよね。
肌につけるというい本来の目的で使えないなら、他の方法で最後まで使い切れば良かったな…
こんまりさんの「捨てることだけ考えて片づけをすると不幸になる。本来片づけで選ぶべきなのは『捨てるモノ』ではなく『残すモノ』」という言葉を今一度しっかり心に留めたいと思います。
まとめ
香水瓶とディスペンサー部分の接合方法は、ほとんどがカシメ式。
ガッチリ圧着固定されているので、手で外すのは不可能です。
カッターやハサミでも無理ですが、ニッパーさえあれば外し方は比較的簡単です。
香水の香りはかなり強力なので、捨てる場合は香りが漏れないように注意しましょう。
好きな香りなら、捨てる前に再利用法を考えてみることをおすすめします。
私はカシメが外せた達成感でハイになり、何も考えずに捨ててしまいましたが、ちょっと後悔…
最近の私は「捨てるマシーン」になっていた気がするので、今後は「ときめく?ときめかない?」という心の声に耳を澄ませることを今一度強く意識していきたいと思います!