こんまりメソッドで小物類の整理をしていたところ、古い除光液を発見。
ネイルを全然しなくなってしまったので、使い道がない・・・
残りはほんの少しだけど除光液は引火性の液体だから、捨て方に気を付けないと危険!
プラスチック容器に入ったそのままの状態で捨てるのは、絶対NGです。
面倒でも以下のような方法で、安全に処分するようにしましょう!
除光液の正しい捨て方
- 【捨て方①】布や新聞紙に含ませ、牛乳パックに密閉して可燃ごみとして出す
- 【捨て方②】蓋を開けてそのまま蒸発させる
その他、いろんなタイプ別の除光液の捨て方と、捨てずに有効活用する方法についてもまとめています。
【これはNG!】絶対にやってはいけない除光液の捨て方!
除光液は引火性の液体だから、気を付けて処理しないと危険です。
除光液は引火点が低く、21℃未満!
それほど高温じゃなくても引火する恐れがあるので、よく注意して処分しないといけません!
絶対にやってはいけない除光液の捨て方は、以下の通りです!
絶対やってはいけない捨て方!
- 【NG!】中身が入ったまま捨てる
- 【NG!】排水溝に直接流す
- 【NG!】高温になる場所や火のそばで作業する
- 【NG!】換気しないで作業する
【NG!】中身が入ったまま捨てる
除光液に含まれる酢酸エチルやトルエン、アセトンは、第4類危険物の第1石油類に分類され、比較的低い温度でも引火してしまいます。
近くに火があると引火する危険性があるので、中身が入ったままの容器をそのままゴミ箱に捨てるのは絶対にダメ!!
面倒でも、正しい方法で分別してから捨てるようにしましょう。
【NG!】排水溝に直接流す
排水溝に直接流すのも、絶対にダメです!
水質汚染の原因となりますし、強い刺激臭が部屋中に充満することもあるため危険です。排水溝が共有となっている集合住宅の場合、ご近所トラブルにもなりかねません。
【NG!】高温になる場所や火のそばで作業する
除光液の引火点はアロマオイルより低く、21℃未満!
高温になる場所や火のそばで作業するのは、絶対にやめましょう。
高温になる可能性が高いキッチンで処理するのは、避けたほうが良いでしょう。
【NG!】換気しないで作業する
密閉された空間で、換気せずに作業するのもNGです。
除光液の主成分であるアセトンは、人体に有害な物質。
あのツンとする独特の刺激臭は、アセトンによるものです。
アセトンを吸い込むことで、頭痛や気管支炎の原因になることもあります。
部屋を換気しつつ作業するようにしましょう。
除光液の正しい捨て方!
正しい捨て方は、以下の2つ。
除光液の正しい捨て方
- 【捨て方①】布や新聞紙に含ませ、牛乳パックに密閉して可燃ごみとして出す
- 【捨て方②】蓋を開けてそのまま蒸発させる
【除光液の捨て方①】布や新聞紙に含ませ、牛乳パックに密閉して可燃ごみとして出す
除光液の捨て方のひとつとして、何かに含ませて密閉し、燃えるゴミで出す方法があります。
用意するもの
- 牛乳パック
- 古い布や新聞紙もしくはキッチンペーパー
- ビニール袋
- 粘着テープ
除光液を燃えるゴミとして捨てる方法
- 牛乳パックに新聞紙やキッチンペーパーなどを詰める
- 除光液をしみ込ませる
- 牛乳パックの口を粘着テープでしっかり密封する
- さらにビニール袋に入れて密閉する
- 燃えるゴミとして出す
step
1牛乳パックに新聞紙やキッチンペーパーなどを詰める
空の牛乳パックの中に、新聞紙やキッチンペーパーを詰めます。
step
2除光液をしみ込ませる
そこに不要な除光液を流し込みます。
step
3牛乳パックの口を粘着テープでしっかり密封する
除光液が漏れて引火するリスクを抑えるためにも、強い刺激臭を封じ込めるためにも、牛乳パックの口は粘着テープでしっかりと閉じるようにします。
step
4さらにビニール袋に入れて密閉する
密閉した牛乳パックをさらにビニール袋に入れ、粘着テープで蓋をすると安心です。
step
5燃えるゴミとして出す
こうすれば、燃えるゴミで出すことができます。
【除光液の捨て方②】蓋を開けてそのまま蒸発させる
除光液に含まれるアセトンは揮発性が高く、常温で気体になる性質を持っています。
もう一つの捨て方は、この高い揮発性を利用し、蒸発させる方法です。
ただ蓋をあけっぱなしにしておけば良いので簡単ですが、アセトンの刺激臭が室内に充満するため、換気が十分でない空間で行うとアセトン中毒になる恐れがあります。
私は短時間除光液を使うだけでも頭痛がしてくるので、この方法は選びません。
ペットや子供のいるご家庭では容器が転倒する恐れもあるため、避けたほうが良いでしょう。
除光液の容器の捨て方
中身が空になった除光液の容器は、しっかりと洗ってから、容器の材質別に自治体の分別ルールに従って捨てましょう。
今回の私の場合、容器はプラスチック。
越谷市ではプラスチックは燃えるゴミに分別されるため、可燃ごみの日に出します。
【成分・形状別】除光液の捨て方!
今回私が捨てたのは、ボトル入りのアセトンタイプの除光液でしたが、ほかにもいろいろなタイプの除光液があります。
成分や形状によって捨て方も若干違いますので、タイプ別の捨て方をまとめておきます。
ノンアセトン(アセトンフリー)の除光液の捨て方
除光液のあのツンとした刺激臭が苦手な人は多いと思いますが、そんな人向けのアセトンを含まないノンアセトン(アセトンフリー)の除光液も販売されています。
アセトンフリーの除光液は、アセトンの除光液に比べると、爪や肌に優しいのがメリット。
「アセトンが含まれていないなら、そのまま捨てても良いのかな?」と思うかもしれませんが、やっぱりそれはNGです。
アセトンは含まれていないものの、他の化学成分が配合されています。
アセトン同様引火点も低いので、そのまま捨てたり火の近くで扱うのNGです。
アセトンフリー除光液は、アセトンに比べて揮発性が低いため、蒸発させるには時間がかかるかもしれません。
手っ取り早く捨てるなら、「布や新聞紙に含ませ、牛乳パックに密閉して可燃ごみとして出す」方法がおすすめです。
シートタイプの除光液の捨て方
持ち運びに便利なシートタイプの除光液は、使用後にシートが乾燥していれば直接ゴミ箱に廃棄しても構いません。
除光液が完全に乾いていない場合は、ビニール袋で包んで封をしてから廃棄することをお勧めします。
スポンジタイプの除光液の捨て方
ジャー容器の中に除光液がしみ込んだスポンジが入っているタイプは、手を汚さずに使えてとても便利ですよね。
このタイプの除光液は、以下の手順で処分するのがおすすめです。
スポンジタイプの除光液の捨て方
- スポンジを取り出す
- 容器、スポンジ、蓋を外に一日程度放置して液体を蒸発させる
- 容器やスポンジに残る液体をティッシュやキッチンペーパーでふき取る
- 拭き取り後のティッシュやキッチンペーパーは、密封して燃えるゴミとして処理する
- 容器からラベルを剥がし、ラベルは可燃ごみとして処分
- 容器は素材を確認して自治体の分別法に従って処分
- スポンジはビニール袋に入れて密閉して可燃ごみ
クリーム・ジェルタイプの除光液の捨て方
クリームタイプやジェルタイプの除光液の捨て方も、液体のボトルタイプの除光液の捨て方と同じです。
残った中身を新聞紙やキッチンペーパーに吸わせて、ビニール袋や牛乳パックなどで密閉してから捨てましょう。
残った除光液を有効活用する方法
除光液の主成分は「アセトン」で、油脂を溶かす性質を持っています。
この性質を利用し、汚れ落としに役立てることができます。
今回は、以下の用途でどれだけ役立つか、検証してみました。
除光液の活用方法
- シール剥がし
- ベタベタになったハサミの汚れ落とし
- 服についたインク汚れを落とす
シール剥がし
シールが上手くはがれず、ベタベタが残ってイライラ…
そんな時にも除光液が役立ちます!
どうしても剥がれないシール部分に除光液を染み込ませ、放置。
数分経ってから、キッチンペーパーなどでこするとキレイに剥がれます!
ベタベタになったハサミの汚れ落とし
長年使っているうちに、ノリや粘着テープのベタベタでハサミの刃の切れ味が悪い…
そんな時も、除光液をかけて拭くことで、復活するんです。
服についたインク汚れを落とす
洋服に油性ペンのインクが付いてしまった場合、除光液をかけて落とせないか試してみてください。
ただし、私が試した結果を言うと、「あまり落ちなかった」です。
今回は、実験的にかなりガッツリ洋服にインクを染み込ませてしまったので、落ちなかったのかも。。。
うっかりサッとペンで引っ搔いてしまった程度なら、落とせるかもしれません。
まとめ
いつ買ったかも思い出せない除光液。
全く使わないのに捨て方が分からず、日々視界に入る度にちょっとしたストレスでした。
今回、安全な捨て方が分かって良かったです。
除光液は危険物なので、捨て方には十分注意してくださいね。
ベタベタな汚れ落としにも使えるので、余った除光液を有効活用するのもおすすめです。