人には「暑いのが苦手な人」・「寒いのが苦手な人」の2種類がいますが、私は間違いなく後者。
私の周りには「暑いのが苦手な人」が圧倒的に多く、「だって冬はたくさん着込めばいいけど、夏は裸でいても暑いじゃん」と言うのが彼らの言い分です。
確かにそのとおり。
ですが、寒いのが苦手な人はいくら着込んでも寒いし、寒さによって感じる侘しさや気分の沈み込みはどうしようもないんです…
毎年寒さが本格化してくるこの時期になると憂鬱で仕方ないのですが、残りの人生ずっとこんな気持ちで冬を過ごしたくない!
といういことで、ここ数年この問題への対策を考えてきました。
私が考える「寒いのが苦手な人の特徴」は、以下の通り。
- 鬱気質・クヨクヨ気質
- めんどくさがり屋
- 行動する前にいろいろ考えすぎる
- 冷え性
- 乾燥肌
「自分がなぜ寒いのが苦手だと感じるのか?」、そこから考えた「寒いのが苦手な人の特徴」、「寒さ嫌いを克服するための対策」をまとめてみました。
寒さ嫌いを克服するため対策をしつつ「あったかグッズ」を揃えれば、寒がりさんでも暖房なしで冬を乗り切ることも可能です!
寒いのが苦手な理由
まずは「自分がなぜ寒いのが苦手だと感じるのか?」を考えてみました。
寒いのが苦手な理由
- 気分が沈みがちになるから
- しもやけができるから
- 肌のコンディションが悪くなるから
- 肩凝りが酷くなるから
- ますます動くのが億劫になるから
気分が沈みがちになるから
暑いのも確かに嫌ですが、寒いのよりは断然マシ。
なぜかというと、夏の日差しの強さや日照時間の長さは私の気分を上向きにさせてくれるから。
反対に薄暗い冬は、いつもにも増して気分が沈みがちになってしまいます。
これが「寒いのが苦手」な最大の理由です。
しもやけができるから
毎年冬になると手足の両方、あるいはどちらかに必ずしもやけができるのも冬が嫌いな理由のひとつです。
暖房をガンガンかけても、氷のような足先や指先にはぬくもりが届かないみたい…
しもやけができた状態で寒い外から暖かい部屋に入ると、痛痒くて大変なんです。
肌のコンディションが悪くなるから
以前通っていたエステサロンのお姉さんは、「女は夏に5歳老けます(だからお手入れが大切)」と言っていましたが、私の場合は冬のほうが老ける気がします。
乾燥肌が酷いせいか、笑うとめちゃくちゃシワシワに…
鏡を見るのがますます憂鬱になるのも、寒いのが苦手な理由のひとつです。
肩凝りが酷くなるから
冬になるとPC作業中の凝りが気になる。
夏よりも明らかにガチガチに固まっているのを感じます。
それほど重症ではありませんが、こういった小さな不調がただでさえ沈みがちな気分をダメ押しして、ますます憂鬱になってしまうんです。
ますます動くのが億劫になるから
基本的に体を動かすのが嫌いな私ですが、寒いとますます動くのが億劫になります。
外出はもちろん、家の中で動くのさえ億劫に…
動かないと体が温まらないのに、動く気になれない。
ただでさえ寒さで気分が落ちているのに、動かないと気分も晴れないからますます憂鬱になる悪循環です。
寒いのが苦手な人の特徴とは?
「寒いのが嫌いな理由」を明確化したところ、「寒いのが苦手な人の特徴」が見えてきた気がします。
「寒いのが苦手な人の特徴」が分かれば、対策も立てやすくなります!
寒いのが苦手な人の特徴
- 鬱気質・クヨクヨ気質
- めんどくさがり屋
- 行動する前にいろいろ考えすぎる
- 冷え性
- 乾燥肌
【特徴①】鬱気質・クヨクヨ気質
私はもともとセロトニン分泌量が少ない鬱病経験者。
幸せホルモンであるセロトニンの分泌量が少ないと、鬱病とまではいかなくても、クヨクヨ気分が沈みがちになります。
セロトニンは日光を浴びることで分泌量が高まるので、日照時間の少ない冬は普通の人でも分泌量が減ってしまいます。
元気な人でも、冬になると何となく物悲しい気分になるのは、このためです。
私のようにもともとセロトニンの量が少ない人は、「ちょっとセンチメンタルな気分」では済まされないほど憂鬱になることも。
「冬季うつ病」というのもあるくらいです。
今のところ私は病院に行くほど重症ではないものの、もともとの気質や体質的な特徴から「冬が苦手なのは仕方ないのかなぁ…」と思います。
運動する、昼間はなるべく外に出て紫外線を浴びるといったことが対策になりそうです。
【特徴②】めんどくさがり屋
めんどくさがり屋にとって、冬は天敵といっても過言ではない気がします。
「めんどくさがり」というと、「マイペースでおおらかな人」といったイメージで鬱気質と対照的に感じるかもしれませんが、そうでもありません。
むしろ「めんどくさがり」と鬱気質は、表裏一体と言えると思います。
めんどくさがり屋の本質は、「完璧主義」で「結果が出ることしかやりたくない」というもの。
「全部を完璧にこなさないと自分を許せない」「それができないなら全部やりたくない」という思考回路なので、結果として「じゃあ、全部やらないことに決めた!」ってなっちゃっうんです。
「寒いのが苦手…」と部屋に閉じこもっているよりも、5分でも良いから散歩に出かければ体が温まって気持ちが晴れるのに。。。
「ウォーキングするなら最低でも20分は継続しないと効果がないって聞いたから、短時間の外出じゃあ意味ないよね。じゃあやっぱり部屋に居よう。」ってなってしまう。
休日の朝に寒くて布団から出たくない日には、「もうここまで朝ダラダラしちゃうと、今から起きても有意義な一日は望めない。だったらもう今日は捨てて、もっとダラダラしちゃおう。」という思考になり、昼過ぎまで布団でゴロゴロしてしまい自己嫌悪に…
めんどくさがり屋にとって夏の暑さも嫌ではあるものの、体が温まっている状態だとなんだかんだで結構動けるので冬ほど停滞はしません。
冬の寒さは、めんどくさがり屋の悪い部分が顕著に出てしまう季節なんだと思います。
【特徴③】行動する前にいろいろ考えすぎる
「寒い朝にぬくぬくの布団から出たくない…」誰もが思うことだと思いますが、考えすぎの人の場合、その辛さをより一層強く感じるかもしれません。
なぜかというと、行動した後のことを具体的にシミュレーションしすぎて、その想像にくじけてしまうから。
布団から出た時の身体がキュッと縮こまるような冷たい空気の感触、着替えるときの寒さ、ようやく部屋が暖まっても一歩外に出れば息が白くなるほどの冷気が…などと、具体的に想像してしまうと起きる気がなくなってしまいます。
暑い時は、むしろさっさと起きてエアコンをつけたほうが快適になれるので、考えすぎの気質が行動を邪魔する機会は少ないです。
【特徴④】冷え性
「冬の寒さはたくさん着込めば防げるけど、夏はいくら薄着でも暑い」というのが暑いのが苦手な人の弁ですが、冷え性の人は、いくら着込んでも体の芯からの冷えは取れないんです。
「冷えは万病の元」というように、しもやけや肩こり、腰痛、むくみなど、さまざまな不調があらわれやすくなります。
【特徴⑤】乾燥肌
乾燥肌の人にとって、冬は憂鬱な季節ですよね。
空気が乾燥した冬は、肌の水分が蒸発しやすく、ますます乾燥が進みます。
肌が突っ張ってシワシワになった自分を鏡で見ると、汗や皮脂でペタペタしっとりする真夏が恋しくなります。
「寒いのが苦手な人の特徴」を克服するには!
残りの人生「冬が来るたびに憂鬱…」はもう嫌!
ということで、「寒いのが苦手な人の特徴」を克服する方法を試してみました。
ここ数年の冬で私が試して効果のあった方法は、以下の通りです。
寒いのが苦手を克服する方法
- カフェイン断ち
- 根野菜のスープを毎日摂る
- 一駅歩くのを習慣にする
- 「考える前にとにかく動く」癖をつける
- 毎日湯船に浸かる
- 保湿効果の高い化粧品を使う
このような対策をしつつ「あったかグッズ」を揃えれば、寒がりさんでも暖房なしで冬を乗り切ることも可能です!
カフェイン断ち
カフェインには血管を収縮する作用があるため、体が冷えやすくなります。
さらに、利尿作用により体の熱を体外に排出してしまうことも、冷えを悪化させる原因となります。
また、カフェインを毎日摂取すると、セロトニンが減少します。
冬に鬱っぽくなる傾向のある人は、なるべくコーヒーを控えることをおすすめします。
私は、今年の夏に思い立ってカフェイン断ちを始めました。
主にメンタルへの影響を強く感じましたが、冷え性対策にもなっているみたい。
精神的にも肉体的にも今年の冬の寒さがそれほど応えていないのは、カフェイン断ちの効果もあると思います。
大好きなコーヒーは諦めましたが、その分、いろんなハーブティーを揃えて楽しんでいます。
レモンジンジャーやカモミールなどを選べば、カフェイン断ちもできるし体を温める効果もあるので一石二鳥です♪
根野菜のスープを毎日摂る
めんどくさがり屋の私は、料理も好きじゃない。
毎日外食やお惣菜を買うお金はないから一応自炊を心掛けているけど、摂る野菜はキャベツ、もやし、人参、トマトぐらいでした。
それを今年の夏から改善し、ごぼう、レンコン、大根、人参、里芋、さつまいもなど、土の中で育つ根野菜を中心にスープで毎日摂るようにしたところ、冷えの症状が軽くなった気がします。
そうは言っても凝った料理なんて、とてもできません。
野菜を切って煮込むだけの簡単なスープなら、毎日でもストレスにならず続けられる。
私が参考にしたのは、この本です。どのレシピも簡単で美味しいので、おすすめ。
ポチップ
毎日何種類もの野菜を摂るのが習慣になったから、健康には良いことだらけなのは間違いなし♪
一駅歩くのを習慣にする
以前は帰宅時に一駅分歩くのを習慣にしていましたが、いつの間にかサボってしまい運動不足に…
最近その習慣を復活させたのですが、やっぱり体がポカポカして気持ちが良い!
帰りにちょっとハイペースで歩くことで気持ちもスッキリ!
一日のちょっとしたストレスも吹っ飛びます。
ストレスも冷えの原因のひとつなので、両方の解消に役立つウォーキングは効果的です。
「考える前にとにかく動く」癖をつける
「いろいろ考える前にとにかく動く」と決めたことで、運動量がアップしました。
「散歩に行こうかな。どうしよう。でも…」と考え始めたら、その思考をサッと中断して、思考停止状態で外に出る。
とにかく外に出れば勝手に歩きだし、歩くとちょっとずつ気分も上がってきて、歩く距離も伸びていく。
歩けば体温が上がって気分も上がる。
そんな体験を重ねると「めんどうだから外に出たくない」という気持ちになることも少なくなり、寒い日でも億劫がらず外出できる日が増えてきました。
外に出れば運動量が増えて日光も浴びることになるから、引きこもり状態よりはセロトニンの分泌量もアップしているのでしょう。
どうしようもないほど憂鬱になることが少なくなりました。
毎日湯船に浸かる
毎日湯船に浸かるようになってから、寒い日に気になっていた足首の違和感と肩こりが劇的に改善されました。
ボーっとすることやリラックスが苦手な私にとって、やることもなくただ湯船に浸かるのはちょっと苦痛なのですが、お気に入りの入浴剤を揃えて「今日はどれにしようかな~」と考えるひとときは幸せ。
ここぞという時のおすすめは、ポールシェリー のバスオイル。
とにかく温め効果が凄いんです!
なので、夏は使わないほうが良い。
この入浴剤を夏に間違えて入れてしまったことがあるんですが、長時間汗が止まらなくなって困りました!
それほどの温め効果。
冬にこのバスオイルでゆっくり入浴すれば、お風呂上りもポカポカ感が長く続きます。
香りも極上で、とにかく幸せ💛
ポチップ
冷えきった体が温かいお湯でほぐれていく心地良さは、冬しか味わえないもの。
そう思うと、嫌いな冬も少し好きになれた気がします。
保湿効果の高い化粧品を使う
肌悩みが多く長い間コスメジプシーだった私がやっと見つけた運命の化粧品。
それが、エンビロンです。
ポチップ
冬はシワシワ、カサカサだった私の肌も、エンビロンを使い始めて丸3年経った今では、しっとりと、うるおいに満ちた健康的な肌に♪(※あくまで自分比です)
コスメジプシーだった私が、丸3年も同じ化粧品を使い続けるなんて考えられなかったことですが、もう今は浮気しようという気すら起こりません。
ちりめんじわがいっぱいできたおばあちゃんみたいな肌を目にすることがなくなったので、冬の苦手要素がひとつ減りました♪
まとめ
寒いのが苦手な人は、気質や体質、肌質など、持って生まれた特徴が原因かもしれません。
原因が分かれば、対策もしやすくなります。
私はここ数年対策を続けたところ、以前ほど寒いのが苦手ではなくなりました。
少なくとも、晩秋に感じていた「どうしようもないほどの気分の落ち込み」はなくなりましたし、酷いしもやけで指が真っ赤に腫れ上がることもなくなりました。
苦手意識はまだありますが、お気に入りの化粧品や入浴剤、飲み物を見つけることで、楽しみも増えたかも♪
苦手な季節だからこそ、工夫を凝らすことで少しでも楽しみを見つけられたら良いですよね!