毎朝の出勤前の服選びって、結構ストレスじゃないですか?
「今日はこの服!」とすぐ決まれば良いのですが、いつまで経っても着る服が決まらなくてイライラすることもありますよね?
こういう小さなイライラが積み重なってストレスになり、脳を疲れさせる原因となります。
そこでおすすめなのが、通勤服の「制服化」。
この夏「制服化」を実践してみた私が、具体的にどんな風に実践したのかと、やってみた感想をまとめています。
服選びが結構なストレス!どうにかしたい!
若い頃は、服は多いほうが良い!と思っていました。
毎朝コーディネートを考えるのも楽しみで、着る服によってヘアメイクも変えていました。
若い頃は自分の納得のいく服装やメイクができると仕事のやる気もアップしたものですが、年齢を重ねるにつれて朝の支度になるべく時間をかけたくない!と思うように。
年を取れば取るほど忙しくなってきて、服選び以外に神経を使いたいと思うことがたくさん出てきます。
それなのに着る服がなかなか決まらないとイライラするし、着ると決めた服が「決断ミスったな」という結果だったりすると、結構神経が消耗する・・・
また、服はたくさんあるはずなのに「着る服がない!」という謎の飢餓感もあって、どうにかならないかな~と感じていました。
「決断疲れ」を避けたいから、洋服を減らそうと決めました!
スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバー、オバマ前大統領は、毎日同じ服装で仕事をしていることで知られていますよね。
ジョブズの、黒いタートルネック、ジーンズ、スニーカーは、とても印象的。
トップに立つ多くの人たちが採用している「ワーク・ユニフォーム」。
これは、決断力を大事なことに使いたいから。
意思決定を繰り返すとその後の決定の質が低下する現象を「決断疲れ」と言います。
私たちは毎日の生活で無意識も合わせると、膨大な決断をしながら生きています。
今私はコーヒーを飲んでいますが、一瞬「紅茶にしようかな・・・」と迷いました。
こんなつまらない決断も何千回も繰り返すことで脳が消耗し、重大な場面での決断力を下げてしまいます。
トップに立つ人たちは、賢い判断ができなくなる要素はできるだけ排除したいということで服装を制服化しているわけですね。
私なんて「決断疲れ」を気にするほど重要な判断を求められる仕事でもないけれど、意思決定の質を上げる努力をすることは無駄にはならないはずです。
何よりも服選びのストレスから解放されたい!
かと言って、ジョブズのように毎日同じ格好というわけにはいきませんが、ワードローブを減らすことでストレスも減るはずです。
少し前に着ない服はかなり捨てたつもりですが、まだまだ整理できる余地はありそう。。。
ということで、断捨離してワークユニフォーム実践します!
今年の夏の服はこれだけで過ごした!
この記事を書いて改めて分かりましたが、この夏はほどんどユニクロと無印だけで過ごしました・・・
服を選ぶときに「ユニクロか無印から選ぼう」と決めておくと、買い物のストレスも減ります。
まぁ、一番の理由は予算の関係です。。。
ボトムスはこの4つ
麻のスカート以外は、秋冬も着れるので衣替えも最低限に!
- ユニクロのグリーンのスカート
- ユニクロのブラウンのスカート
- 無印のネイビーの麻のスカート
- 無印の黒のスキニーパンツ
トップスはこの4つ
どのボトムスに合わせても、それほどおかしくならないもの・・・という基準で選びました。
- GUのグレーのコットンTシャツ
- 無印のベージュのリネンのニット
- ユニクロの白のリネンシャツ
- スリードッツの黒Tシャツ
羽織物はこの2つ
- ユニクロのリネンのロングカーディガン
- ユニクロのネイビーのカーディガン
服の数を最低限に絞って「制服化」した結果・・・
「制服化」の効果
- 服選びが格段に楽になってストレスが激減!
- 断捨離する前から、実は決まった服しか着ていなかったことに気が付いた
- 周りの人は他人の服なんて全く気にしていないことに気が付いた
- 上質なものを揃えたいと思うようになった
- 服に対する物欲が減った
服選びが格段に楽になってストレスが激減!
服の収納場所は、ハンガーラック。
吊り下げて常に見える状態にしてあります。
どの組み合わせでもおかしくないトップス、ボトムス、羽織物を厳選したので、選ぶ基準は「昨日着ていない服」という点のみ。
朝のストレスが激減しました。
小さなストレスですが、なくなると本当に快適!
断捨離する前から、実は決まった服しか着ていなかったことに気が付いた
今回通勤服を制服化する際に、結構な服を捨てました。
- この服はデザインが気に入っているから・・・
- 思い出があるから・・・
- スキンケアを頑張ってほうれい線が消えたら、また似合うようになるかも・・・
- 同じような色味とデザインだけど、洗い替え様に役立つよね・・・
といった未練がましい理由で箪笥の肥やしになっていた服は、バッサリ切り捨て。
「こんなに捨てちゃったら、着る服なくなりそう・・・きっと困るだろうな・・・」と思っていましたが、全くそんなことはありませんでした!
というか、いろいろ捨てる前から、実は決まった服しか着ていなかったことに気が付きました。
整理されていないクローゼットの中から「どれにしようかな~」と選んだ結果も、究極に絞った4パターンの中から選んだ結果も、実は大して変わらなかったとうこと・・・
そりゃ、選択肢を絞れば楽になりますよね。
なんて無駄な「決断疲れ」を続けてきたのか・・・
周りは他人の服なんて全く気にしていないことに気が付いた
私が毎週同じような格好をしていても、周りの反応は全く変わりません。
まぁ、当たり前か。
断捨離前も断捨離後も、結局は同じような格好をしているわけですから。
例えばトップスとボトムスをもっと減らしたとしても、周りは何とも思わないと思うんですよね。
毎日同じだとさすがにいつか気が付かれてしまいそうですが、「とりあえず昨日と違う服」という点だけ意識すれば全然いけると思います。
現に、隣の席の人が昨日何を着ていたかなんて覚えていませんよね?よっぽどその人に関心がない限り、他人が昨日何を着ていたかなんてどうでも良いこと。
決断疲れもなくなったし、周りの目を気にする必要もないことにも気が付けて、ますますラクになりました。
数を減らした分、上質なものを揃えたいと思うようになった
これまでは「服の数は多いほうが良い」と思っていたので、安いものをたくさん買う傾向がありました。
色味やデザインを重視していて、素材や着心地は二の次になっていた気がします。
若い頃は素材よりもデザイン重視でしたが、年を取るごとに着心地が気になるように。
化繊のものは着心地が良くないからほとんど着ないのに選択肢の中に入ったままで、「決断疲れ」を引き起こすだけの存在になっていました。
今回厳選したトップスの中に、化繊のものは入っていません。
無意識のうちに化繊は不快だ・・・というのがあったから、取捨選択する中で切り捨てられたんですね。
着心地が良い服だけを残したら、少ないながらも満足感は高めに。
今後は、多少高くても天然素材で着心地が良いものだけを買うようにしたいと思うようになりました。
服に対する物欲が減った
「着心地が良い上質なものを揃えたい」とは思うものの、これまでのように「あれもこれも欲しい」という物欲はまったくなくなりました。
これまでは「たくさん服があるはずなのに、着る服が足りない」という謎の飢餓感を感じていたので、機会があると服を買って増やす・・・というのを繰り返してきました。
ですが今は、「こんなに少ないワードローブでも足りている。しかも自分が納得して残したものばかりで全部お気に入り。」というのが結構な満足感につながっていて、「これ以上増やす必要がない」と感じるようになりました。
「おしゃれを楽しみたい!」という人は通勤着と休日の服を分けるのがおすすめ!
通勤着を制服化すると、合わせやすい無難なアイテムが便利なので、どうしても地味になりがち・・・
いくら便利と言えど、おしゃれな人は不満かもしれませんね。
そんな場合は、通勤着と休日着を分けてみたらいかがでしょうか?
休日なら、多少派手な色味やデザインのものを投入しても問題ないので思い切りおしゃれを楽しめます。
まとめ
組織のトップじゃない一般人にとっても、人生は選択の連続。
研究によると、私たちは朝起きてから夜寝るまで、無意識も含めると35000回の決断をしながら生きているんですって。
服選びという大して重要じゃないことで消耗したくない。
本当に大切なことを判断する能力はできるだけ温存しておきたいですよね♪
そう思って服の数を減らしてみたら、思った以上の快適さと満足感を得ることができました。
服を減らしたことで満足感が高まるなんて、断捨離って凄い効果があるのかも・・・と片付けにも興味が出てきましたよ♪
今はボトムス4点、トップス4点で着まわしているので、最大に増やしたとしても5点までにしようかなと思います。
さらに増えるのであれば、1点購入したら1点減らすことにしたいです。
「何かを買うなら何かを捨てないといけない」というルールにすれば、軽い気持ちでの購入もなくなるはず。
節約にもなるし、気持ちはスッキリするし、朝の時間が増えるし、一石二鳥どころじゃないです。
「毎日の服選びがストレス・・・」という人は、「ワークユニフォーム化」を試してみて下さね。