子供のころから、片付けが苦手だった私。
「何とかしたい!」と思い、「毎日コツコツ片付ける」や「一日一個捨てる」にチャレンジしたこともありました。
ですが、見事に挫折。
私のように、せっかちですぐに結果を求めるのに、コツコツ努力できない人には、向いていないやり方だったようです。
私がずっと片付けられなかったのは、自分に向いている片付けの方法を知らなかったから。
自分に合わない方法ではいつまでも片付かないし、挫折する度に「自分はダメな人間だ…」と自分を責める機会が増えるだけです。
この記事では、「毎日コツコツ片付ける」が向いていない人の特徴と、毎日コツコツ片付けられない人におすすめの方法についてまとめています。
「片付けを毎日コツコツする」のが向いていない人の特徴
私がずっと片付けられなかったのは、自分に合った片付けの方法を知らなかったから。
「毎日コツコツ片付ける」、「一日一個捨てる」という方法を試したところ、2週間も続きませんでした。
「どうしてダメだったんだろう?」と考えた結果、以下のような性質が邪魔していることに気が付きました。
コツコツ片付けが向いていない人
- 完璧主義
- 目の前のことに集中してしまい、俯瞰して見るのが苦手
- すぐに結果を求める
- やる気に頼って行動する
- ラクで楽しい行動に流されやすい
完璧主義
完璧主義の人は、「毎日コツコツ片付ける」のは向いていません。
何故かというと、「毎日やる」というルーティンが崩れた時に、一気にやる気を失ってしまうから。
私も以前は「毎日どこかしら片付ける」や、「1日1個捨て」にチャレンジしたこともありましたが、すぐに挫折しました。
完璧主義の人が「毎日コツコツ片付けよう」と決めたら、それができない日があるのが許せません。
「毎日片づけなきゃ」「今日も何か1個捨てなきゃ」というのがプレッシャーになり、できない日が1日でもあると「失敗」とみなし、途中で投げ出してしまいます。
「毎日コツコツ片付けよう」は、一見ゆる~く魅力的に思えますが、「白か黒か、0か100か」という二極化志向の人には向いていない方法です。
目の前のことに集中してしまい、俯瞰して見るのが苦手
物事を俯瞰して見るのが苦手な人も「片付けを毎日コツコツする」のには向いていません。
「毎日のちょっとした片付け」に必要以上に集中して高いクォリティを求めて疲れてしまったり、「毎日継続すること」が目的になってしまい、大局を見失います。
「1日1個捨て」を目標にすると、「捨てること」にばかり集中してしまい、本来の目的である「きれいで居心地の良い部屋にすること」を忘れてしまいがち。
「居心地の良い部屋」にするには、「自分にとって好きなものや大切なものを残す」ことが大切なのに、「次はどれが捨てられるかな?」という視点で考えていました。
その結果、調子に乗って捨て続け自分にとって必要なものまで捨ててしまったことも。。。
細部に集中しすぎて全体を俯瞰して考えることを忘れてしまいがちな人は、「片付けを毎日コツコツする」よりも「短期間で一気に片付ける」ほうが向いています。
すぐに結果を求める
短期間で目に見える結果が出ないとやる気が継続できない人も、「片付けを毎日コツコツする」のは向いていません。
ダイエットや美容、仕事でもそうですが、
- 1か月で5キロ瘦せる!
- 顔の筋トレ頑張って3か月で小顔になる!
- 副業で1年後には10万稼げるようになるぞ!
とか、結構短期間で結果を出そうと高い目標を立てるのですが、ちょっとの間努力して、目に見えた結果が出ていないとやる気がなくなり途中で投げ出してしまいます。
「1日1個捨てよう」というようなコツコツ型の片付けだと、当然結果を実感するのは遅くなるわけなので、途中で放り出してしまう可能性が高いです。
こういうタイプの人は、短期間で集中して片付けるやり方のほうがモチベーションを維持できます。
やる気に頼って行動する
「片付けを毎日コツコツする」というやり方は、習慣化するのが得意な人に向いているやり方です。
習慣化するのが得意な人は、「今日はやる気がある」とか「今日はいまいちやる気が出ない…」などの感情に振り回されず、一度決めたことを淡々と実行できる人です。
一方で、私のように習慣化が苦手な人は、自分のやる気に頼って行動しがち。
最初の方はめちゃくちゃやる気があるのですが、1週間もしたら、その熱がすっかり冷めてしまいます。
その日「やるか・やらないか」を気分で決めてしまい、気分によってやったりやらなかったり…
これで「1日1個捨て」では、いつまでたっても部屋は片付かないままです。
ラクで楽しい行動に流されやすい
日々いろいろとやることがある中で、「片付けを毎日コツコツしよう!」と決めたら、ある程度の時間を決めて行う必要があります。
ちょっとした空き時間ができたときに、やろうと決めたことに取り組むよりも、ラクで楽しい行動に流されてしまう人は、「毎日コツコツ片付ける」やり方は向いていません。
私は、ついつい誘惑に負けてお酒を飲んだり、動画を見たりしていつの間にか1日が終わってしまった…ということが良くあり、「コツコツ型の片付け」は向いていないことに気が付きました。
「片付けを毎日コツコツする」のが向いていない人は、一気に片付けがオススメ
「片付けを毎日コツコツする」に挫折した人は、やっぱりある程度の期間を決めて一気に片付けるのがおすすめです。
ピッタリなのが、こんまりメソッド。
こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」に以下の言葉があり、これを読んで「この方法は私にピッタリかも!」と思いました。
一気に、短期に、完璧に、まずは『捨てる』を終わらせる
一気に正しく片付ける。すると結果がすぐに見える。だから、続けられるし、片付いた状態がずっと維持できる。
もしあなたがマメで辛抱強くてコツコツできるタイプではないのなら、一度でいいから「完璧」に片づけてしまうことをお勧めします。
一気に短期間で片付けをすることで、意識がガラッと変わり「もう二度と以前のような部屋には住みたくない」と思うんだそうです。
私も実際にやってみて、「もう二度と前のような部屋にしたくない!」と強く思いました。
これまでは、中途半端に片づけてはいつの間にかリバウンド…を繰り返し、「片付けられない自分はなんてダメな人間なの…」と思ってきました。
ですが、こんまりメソッドで片付けてからは、片付いた状態がずっと続いています。
こんなことは、今までの人生で初めて。
片付けが苦手な人ほど、コツコツやるよりも一気に片付けるほうが向いている気がします。
最初は片付け業者に任せて、その後は自力で「毎日コツコツ片付ける」方法もアリ!
「一気に部屋をキレイにしたいけど、どうしても自分でやる気にならない…」という場合は、片付け業者に任せてしまう方法もアリです。
ただし全部を任せてしまうと、費用が掛かりすぎる…
最初の不用品回収だけを依頼して、その後の仕上げは自分で毎日コツコツやる…という方法が良さそうです。
家具などの大きなものを自力で処分するのはとても大変で面倒ですが、このあたりを片付け業者にお願いすることで、かなり効率良く片付けが進みます。
大きくて重い不用品をまとめて回収してもらうことで部屋の風景がガラッと変わるため、その後の自力での片付けのモチベーションも上がります。
継続が苦手な人でも、ある程度キレイになった部屋を見れば「これを維持するためにも毎日コツコツ片付けよう!」とやる気を維持できると思います。
まとめ
「毎日コツコツ片付けよう」「一日一個捨てよう」は、一見ハードルが低くて魅力的に思えるかもしれませんが、向いていない人もいます。
私もそのタイプで、子供のころから片付いた部屋にいた記憶がありません。
習慣化が苦手な人は、こんまりメソッドがおすすめ。
「一気に片付けることで、意識の変化を劇的に起こす」こんまりメソッドなら、二度と散らかった部屋には戻りません。
どうしても自力でやる気が起きない人は、思い切って片付け業者にお任せするのも一つの方法です。
「毎日コツコツ片付けようと思っているのに、できない私はなんてダメな人間なの…」と自分を責めながら散らかった部屋に住み続けるくらいなら、お金で解決するのも良い方法だと思います。
「毎日コツコツ片付けよう」が続かないからと言って、自分を責めるのではなく、自分に合ったやり方を見つけて楽しく片付けられると良いですね!