友達が少ないどころか、ひとりもいない…そんな私。
そのうえ独身だから、何をするにも基本ひとりです。
若い頃は「友達がいない人の末路は悲惨に違いない…そうならないようにしないと!」と不安に思ってきたけど、いざ自分がそうなってみると、思っていたよりもずっと快適だし楽しい♪
この記事では、「なぜ友達がいなくても楽しめているのか?」「具体的な楽しみ方は?」「友達がいなくても大丈夫な理由」などをまとめています。
40代後半。気が付いたら「友達ゼロ」。
内向的・人見知り・デリケートで傷つきやすい性格の私は、誰かといるよりも一人でいるほうがラクなタイプ。
それでもかろうじて30代半ばくらいまでは友達と呼べる人が数人いたんですが、いつの間にか疎遠になってしまいました。
私の連絡不精とうつ病発症が重なったことが原因です。
どんなに仲の良い友達が相手でも人といると疲れる性質の私には、孤独な時間が絶対に必要。
仕事で溜まったストレスを週末のひとり時間で癒すのを優先してしまい、どうしても友達に「会おうよ。」という誘いをかける気にならないし、電話でのおしゃべりさえする気になれない・・・
さらに私が仕事のストレスでうつ病になってしまい、ますます人を遠ざけていたら完全に「友達ゼロ」になってしまいました。
不義理をした友人には申し訳ないなと思うし、取り戻せるものなら取り戻したいですが、後悔しても仕方がないです。
それ以降、職場で知り合った薄~い人間関係だけで生きていますが、これがそう悲観するものでもないどころか、結構楽しいんですよね♪
「友達ゼロ」だけど毎日が楽しい理由
- 「友達がいない人生なんて味気ないもの」
- 「交友関係が狭いのは悪いこと」
- 「友達がいない人はどこか問題がある」
「孤独」にはそんなネガティブなイメージがありますよね?
だから、「友達がいない人の末路は?」「ひとりぼっちじゃ、将来が心配…」と不安になるかもしれません。
だけど、実際に自分が友達ゼロになってみると、「そう悪いもんじゃない」ことに気が付きました。
僕大学に友達いないけど楽しいよ!ぼっち最高!!極楽極楽!!!
— あかしゃたん❤︎" (@Ak_ouk) December 3, 2018
私もほんと全然友達いないけど
楽しいもんな。
あんまり相手に深入りしない方が断然楽しい。打ち合わせとか企画とかそういうので、全然いい。
普通に遊ぶのとか遊び方わすれっちったなー
↓
— Manami Sasaki マ•シマシマ (@conyum_imei) December 29, 2020
「友達がいないけど楽しい」と思っている人は、結構いるんです♪
「友達ゼロ」でも楽しい理由
- ひとつのことに没頭できる
- 自分のためだけにお金を使える
- 連絡不精の自分を責めなくて良い
- 人間関係に消耗しなくて良い
ひとつのことに没頭できる
私が友達ゼロでも毎日そこそこ楽しく過ごせている大きな理由のひとつが、ブログです。
副業とアウトプットの練習を兼ねて始めたブログですが、ストレス解消にも役立つことに気が付きました。
文章を書くことに夢中になっているうちに、日々のストレスが癒されていくのを感じるんです。
そうなると、自由な時間はすべてそっちに使いたい。
「友達がいない」=「ブログに没頭できる時間が増える」=「自分を癒す時間が増える」。
ということで、傍目には惨めに映るかもしれない「友達ゼロ」の私ですが、精神的にはかなり健康になりました。
趣味でも好きなものでも、極めれば極めるほど、自分の情熱を持てば持つほど、仲間が増えると思ってた。違うね。孤独になるんやね。でもその孤独が楽しいのは、堂々と好きなことに没頭できるからなのかもしれない。 pic.twitter.com/hb1xcSVzU2
— Mai🌻読書と日常 (@booklover20211) August 11, 2021
好きなことに没頭していると、孤独が楽しい。
孤独な時間でしっかり自分を癒せているから、多少のストレスではへこたれなくなったよ♪
自分のためだけにお金を使える!
交友関係が広いと、本当は行きたくない飲み会や旅行に付き合いで参加することもありますよね。
私は断るのが苦手で、誘われると参加してしまう…
実際に参加すれば楽しめることもありますが、お金と時間を奪われることも事実です。
本当は別のことに使いたかったお金が付き合いに消えてしまい、来月まで欲しいものを我慢…ということも良くありました。
ですが、「友達ゼロ」なら余計な交際費が発生しないので、計画通りにお金を使うことができます。
やっと無駄遣いしなくなってきて貯金の楽しさがわかってきた 友達いないの最高♪
— m (@iyoklo__) January 29, 2021
私も友達がいなくなってから、初めて貯金できるようになって節約の楽しさが分かってきた!
貯金が苦手だったけど、毎月一定額を貯められるようになりました♪
好きなことにお金を使えるのは楽しいし、毎月の出費をコントロールできると精神的衛生上も良い♪
連絡不精の自分を責めなくて良い
友達がいた頃は、いつも連絡をもらうばかり。。。
「ひとりの時間を優先させたい」という気持ちがあったから、どうしても連絡不精になってしまっていました。
いつも連絡をもらうばかりだと申し訳ないからたまには私から連絡しなきゃと思うのですが、「私からの連絡なんて誰も待っていない」という自己肯定感の低さもあり、ためらってしまう。
そのうちに友達から連絡が来て、「あぁ、ごめん。また連絡しなくて…」という罪悪感を持つことの繰り返し。
あの時の友達には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです・・・
ですが、友達ゼロになってからは、誰にも何の連絡もする必要がないし、罪悪感とは無縁でいられる。
これは超内向型の私にとっては、かなり大きなメリットでした。
人間関係に消耗しなくて良い
根っからの内向型の私は、相手がいくら仲の良い友達であっても、一緒に過ごす時間が長いとそれなりに疲れる。。。
楽しい時間を過ごした後でも、その後一人で充電する時間が必要なめんどくさい性質。
一対一の関係ならまだ良いのですが、複数人だと、会話の時に必要以上に空気を読んでしまい、自分の意見を言えないし気を遣ってしまう。
そして帰宅してから一人反省会。。。
友達は良い人ばかりだったので、完全に私の性質の問題です。
友達ゼロになったのは私の落ち度だから良いことじゃないのは分かっているけど、気楽になったのも事実です。
「友達ゼロ」でも大丈夫!一人でも楽しく生きる具体的な5つの方法!
私は内向的な性格でひとりでいるほうが幸福度が上がるタイプの人間ですが、それでも孤独が悪影響をもたらしていた時期もありました。
いくら内向型でも、ネガティブな孤独は楽しめないし体にも毒。ネガティブな孤独の場合、「友達がいない人の末路は悲惨」だと思います。
心からひとりの時間を楽しめるようになったきっかけは、没頭できることを見つけたことでした。
それからはすっかり孤独を楽しめるようになり、精神的にも上向きに♪
以下では、孤独を楽しむ具体的な方法をまとめています。
一人でも楽しく生きる方法
- 没頭できることを見つける
- 目標設定をする
- やることリストを作成&実行する
- とにかく歩く
- 自分で自分を楽しませる方法を複数見つけておく
没頭できることを見つける
ネガティブな感情を追い払うには、「何かに没頭すること」が一番効果的。
好きなことに集中すると余計な雑念が消え、不安やストレスに押し潰されそうな状態から抜け出すことができます。
「友達がいない人の末路は…」なんて、ネガティブな感情を追い払うことができますよ!
【体験談】ブログを書くのに夢中になっていたら、友達がいないことなんてどうでも良くなっていた!
友達がいないことを惨めに感じていた時期もありました。
内向的でひとりでいることで癒されるタイプなんですが、さすがに「一人も友達がいないのはどうなんだろう?」と思っていました。
「私がこんなだから誰にも愛されず、友達がいない・・・」と自分を責めていました。
友達がいないうえに自営業で孤立していたこともあり、孤独に打ちひしがれて生活がボロボロになっていたんです。
ですが、何の気なしに始めた「ブログ」が立ち直るきっかけになりました。
子どもの頃から文章を書くのは好きだったし、誰に強制されるわけでもないコツコツ作業は、精神的なリフレッシュにピッタリでした。
備忘録的な意味で始めたブログでしたが、うっかり稼げてしまったものだから、ますます夢中に。
ネガティブことを考えている暇がなくなり、友達がいないことなんてどうでも良くなってきました。
だって、余暇の時間はすべてブログを書くことやマーケティングの勉強をすることに費やしたいのですから。「友達との付き合いに時間を割かれなくてラッキー♪」くらいの気持ちに!
地元の友達ゼロやから、毎日音楽に没頭出来て幸せやわ。幸せやわ…。
— Naco (@acidnaco) October 12, 2015
没頭できることがある人は、孤独に強いですね。
目標を設定し、「自分で判断する」癖をつける
友達がいない状況を必要以上に悲観的に捉えてしまうのは、この先自分の進んでいきたい道が明確になっていないからかも。
はっきりした夢や目標がないと、寂しさや孤独を感じやすくなります。
目標を設定する対象は、なんでもOK。
趣味や資格、習い事など、できれば生活のための仕事とは別のことが良いと思います。
そのほうがストレスなく取り組めるので。
【大切なことは全部 #スケボー が教えてくれた】
孤独でも目標があれば楽しいこと
あの技ができるようになりたい。
そう思ってから、4か月間その技だけを練習している。
孤独だが、今日こそはと燃えている。
結局できないまま終わった日でも、
挑戦した自分がそこにいて、気持ちは晴れている☀— しとしき@毎日スケボー初心者のことを考える人 (@sitosiki) October 26, 2020
やり遂げたいことができると無駄な人間関係に時間を使っていられないため、自ら孤独を選ぶ機会が増える。
自ら選んだ孤独の場合、寂しさや惨めさは感じにくいです。
また、目標に向かって邁進していると、納得出来る答えを自分で見つける癖がつきます。
「友達がいない人の末路って惨めだろうな・・・」と極端に恐れるのは、何かを決めるときに人の意見に頼るのが癖になっているからかも。
迷ったときに誰かに背中を押してほしいという気持ちがあるから、頼れる友達がいない状況を必要以上に惨めに感じてしまうのではないでしょうか。
ですが、「自分が主体。選ぶのは自分。」という状態が当たり前になれば、友達がいなくても困りません。
やり遂げたいことがあって、自分で情報を集めて計画を立て、目標を設定して、ひとつずつ達成していく。
失敗したら原因を考えて、軌道修正する。
この繰り返しをしていると、自己肯定感がとんでもなく高まります。
全てが自己裁量だと、やりがいを感じられるし、上手くいったときの達成感が凄い。
そうすれば、友達が一人もいなくても全く気になりません。
【体験談】5年先の目標まで決まっているから、「友達ゼロ」でも毎日が充実!
私の場合、今年を含めた5年先の目標まで決めています。
副業についての目標です。
今年の目標は2つで、一つは既に達成しました!
あともう一つを残り半年で何とか達成しなくてはいけないので、余暇の時間は全部自分のために使いたい!
それを考えると、金曜日の夜から土日にかけては貴重な自分だけの時間です。
周りは友達と飲みに行ったりランチに出かけたりしていますが、羨む気持ちも起こらないし、お誘いがあっても断っています。
やることリストを作成&実行する
やることがなくて時間を持て余すとどうしても、クヨクヨと悩み事をしてしまいがち。
そうすると落ち込んで、寂しさや孤独を強く感じてしまいます。
そんな無駄なことを考える時間をなくすためには、やることリストの作成と実行がおすすめです。
【体験談】TODOリストは、とことん具体的に細分化。消し込みした後の達成感が病みつきに♪
落ち込んで何事にもやる気が出ないときは、やることリストを作成&実行しています。
コツは、TODOをとことん具体的で細分化したリストにすること。
- とりあえず布団から起き上がる
- 歯磨きする
- 顔を洗う
- 化粧水をつける
- 美容液を・・・
- コーヒーを淹れる
- コーヒーを飲む
- ・・・
朝の身支度だけでも、とことんまで細分化すれば、1個もToDoリストがクリアできなかった、ということはあり得ません。
掃除をするにしても、場所軸と掃除法軸をクロスすることで、TODOは大量に。
リストをクリアする度にチェックして消込みすると「できたことリスト」に変わり、達成感を味わえます。
チェックリストを消込する数が多ければ多いほど、「できた!」という達成感を味わう回数が増えていき、自然と気分が上がるんです♪
落ち込んで寂しい気持ちになっていたのが、ウソみたいに前向きになりますよ!
とにかく歩く
「寂しい…」「友達がいない自分なんてダメだ…」といったネガティブな気持ちになったら、ひたすら歩くのがおすすめです。
歩くと気分が上がる理由は、以下の通り。
- クヨクヨ考えるのを強制的に中断できる
- マインドフルネスの実践になる
- エンドルフィン分泌が促され、気分爽快に
【体験談】無計画散歩で、マインドフルネス実践!
根っからの一人好きの私でも、ふと寂しい気持ちになる時があります。「やっぱり友達がいないのって問題なのかな?」とネガティブな気分に。
そんな時は、無計画散歩に出かけるようにしています。
マンネリ化したコースを散歩するのではなく、あてもなく歩き回るのがコツです。
あてのない散歩だと、「安全な道を探す」「道に迷わないようにする」「景色を楽しむ」など周囲の様子に注意することだけに集中するため、余計なことを考えなくなります。
無計画散歩は、マインドフルネスの実践になるんです。
歩いているうちにストレスを発散する「エンドルフィン」が脳内に分泌されるため、歩く前のネガティブな気分もどこへやら。
家までたどり着いた頃には、すっかり良い気分になっていますよ。
さらには、体を動かすことで眠りも深くなるため、翌朝は爽快!
何かにつけて歩いていたら「散歩」という趣味が増えてしまい、ますますひとり時間が楽しくなってしまいました!
「自分で自分を楽しませる方法」を複数見つけておく
孤独を楽しむためには、「自分で自分を楽しませることができる人」になる必要があります。
そもそも「友達がいない…」と嘆いているような人は、もともと一人が好きだからそうなっている可能性が高いです。
ということは「自分で自分を楽しませることができる」能力は十分に備えているはず。
そういうタイプが寂しさを紛らわすためだけに無理に友達を作っても孤独感が増すだけなので、開き直って自分を思う存分楽しませてあげましょう。
【体験談】「自分の機嫌を取る方法を探す」のが趣味に♪
これといった趣味がなかった私は、しばらくの間「自分の機嫌を取る方法を探すこと」を趣味にしていました。
「こうすると気分が上がるな~」とか、「私にはこれは効果がないみたい」といった風に実験感覚で、自分を楽しませる方法を模索。
私には向いていなかったこと
- 飲酒
- ショッピング
飲酒とショッピングは、気分が良い時なら楽しめるのですが、嫌な気分の時に発散のためにやると逆効果でした。
これをやるとご機嫌に♪
- 散歩
- 森林浴
- 文章を書く
- アロマセラピー
- ストレッチ
- 筋トレ
- お気に入りのカフェで食事
- 映画鑑賞
- 美術鑑賞
- 香りのよい紅茶やハーブティーを飲む
- お気に入りの入浴剤を入れて長風呂
香りの効果を受けやすいのと、汗をかくことで気分がスッキリする傾向が強いことに気が付きました。
友達はいないけど、自分を楽しませる方法はたくさんある♪
そう思えば、孤独なんて怖くないし、楽しめるんです。
薄い関係の「仲間」がいれば十分だし、そんな仲間ならいくつになってもできる
何でも話せる親しい友達はいませんが、薄い人間関係ならあります。
職場で仲良くなった人たちで、「友達と呼べるか?」というと微妙。。。
友達というよりはもっと軽い関係の「仲間」と言う言葉のほうがしっくりくる関係です。
会社で仕事の愚痴を言いあったり、たま~に飲みに行ったり出掛けたりすることもあるけど、職場が変わればそれっきりになりそうな薄い関係。
でも、それで十分だと思っています。
それで良いと感じるのは、私が根っからの内向型だということと、年を取ったせいかもしれません。
もともと一人の時間で癒されるタイプだし、年を重ねるにつれて気力も体力も落ちてきたせいか、濃い人間関係で消耗するよりも孤独なほうが良いという思いが強くなりました。
ある程度大人になった時点で「友達ゼロ」の場合、そこから大親友や心の友を見つけるなんて、ハードルが高すぎる!!
もう少し気楽な気持ちで作れる「仲間」なら、いくつになってもすぐにできます!
人見知りの私が言うのだから、間違いありません。
「薄い関係の仲間が何人かいればOK」と腹を括ることが、孤独を楽しむコツです。
まずは自分が「“ぼっち”を選んだ」と自覚することがはじめの一歩
友達がいない状況に納得していないなら、友達を作る努力をすれば良いと思います。
不安を抱えながらも結局一人でいるということは、自ら敢えて「“ぼっち”を選んでいる」ということです。
「こんなはずじゃなかった。友達が欲しい。」と思うなら、今ある人間関係の中から選んで深めていく、習い事やボランティア活動を始めて新たな友人を探す・・・などの選択肢はあります。
でもそれをしないということは、心のどこかで「ひとりで良いや。」「ひとりの方が楽。」と感じているから。
だったら「友達がいないなんて恥ずかしい」「寂しい」「こんなんじゃ人間としてダメなんだ」とか言っていないで、腹を括った方が良いんです。
「友達がいない」のではなく、「ひとりでいることを選んだ」と思えば、自分の選択に対して納得できるものです。
まとめ
若い頃から友達が少なく、「友達がいない人の末路は悲惨に違いない」と友達ゼロになる予感に怯えていた私。
案の定友達ゼロになってしまいましたが、いざそうなると案外気楽で楽しいものだということが分かりました。
もし友達がいないことに納得できないなら、友達を作るための努力をしましょう。
ただし、人生の楽しみ方やどういう状態が幸せかは、人それぞれです。
もちろん友達がいることのメリットはたくさんありますが、孤独だけど充実した人生を歩むのも悪くはありません。
気楽な「仲間」程度の関係ならいくつになってもできるので、友達がいないことをそれほど悲観的に考えず、自分が楽しめる人生を送ることが大切だと思います。