私はWebデザイナー&ディレクターとしていろいろな会社で働いたのですが、その中でも特に過酷な会社に勤めていた時にうつ病を経験しました。
「WebデザイナーやWebディレクターは、うつになりやすい」「鬱病は再発しやすい」と言われているので、復帰するのはとても怖かったです。
web業界とか広告業界とかに、転職しようとしてる人を見たら思わず止めそうになる。昼夜関係ない激務な世界だけに、鬱でやすんでいる人が多すぎるのに・・
— こなな (@tinkpink0371) October 28, 2010
web制作業界でも心身壊して辞めてく方多いので、メンタルマネジメント大事なのとても共感します
— west|抽象思考×サイト企画 (@mountain_weeest) April 27, 2021
うつは再発しやすいのに、
調子いいときは、「自分はもう治ったんだ!」ってやっぱ思っちゃうんだよね。
で、再発すると落ち込むというやつ🤣
うつを甘くみちゃいかんな!
よくなったら突き放すんじゃなくて、仲良くせねば🙃— みほ@メンタルハック (@miho1ara) August 15, 2019
今日は一日サボってしまった…
自己嫌悪。
鬱一回経験すると再発しやすいから気を付けて— よっしー❤ただいまエンジニア駆け出し中✨ (@AuChome) April 1, 2021
↑ やっぱり、Web業界はうつ病が多いし、再発しやすいみたい。ですが、その頃は異業種転職は全く頭になかったので、Web業界で転職先を探しました。
幸い良い会社に転職できたおかげで、独立するまでの5年間再発せずに働き続けることができました。
この記事では、うつ病Webデザイナーの復職体験談と転職先の選び方についてご紹介します。
【うつ病Webデザイナーの復職体験談】不安だったけど独立までの5年間安定して勤務できた4つの理由とは?
Webデザイナーの激務が原因でうつ病を発症した私は、退職後半年間療養に専念しました。
最初の数ヶ月は通院だけで精一杯でしたが、次第に気分の重さが軽減されてきました。それを主治医に伝えたところ、無理しない程度に外出の機会を増やすように言われたので、通院以外にも外に出る機会を増やしていきました。
外出と言っても最初のうちは人の少ない近所をぶらぶらする程度でしたが、徐々に人混みに慣れるよう都内へも出るようにしました。復帰したら満員電車で都内に通うことになるはずなので、「通勤できるのか?」ということを確認しておきたかったんです。
このように、うつ病になる前の生活習慣を徐々に取り戻していき、「異常が出ないか?」を確認しながら、ちょっとずつ前進していきました。
そして主治医から「仕事への復帰可能」との診断をもらい、転職活動を開始しました。
複数の転職サイトに登録して条件に合うところを探しましたが、応募したいと思えるところはそんなに見つかりません。
というのも、転職したは良いけど再発してまた辞めることになっては元も子もないので、妥協をするつもりはなかったからです。
転職をゴールとするのではなく、転職先で無理せず安定した気持ちで働けることをゴールとしました。
焦る気持ちはありましたが、それをぐっと抑えて、納得できるところしか応募しないと決めていました。
2ヶ月くらいは応募もせずに転職サイトをひたすら見続ける日が続きましたが、やっと「ここは面接受けてみたいな」と思えるところが見つかり、応募しました。
あくまでも「長く続けられるところを選ぶ」のが目的だったので、面接の際には、前職をうつ病で辞めたことも伝えました。
体調を崩す前の働き方を伝え、長く働き続けるためには前職のような働き方はできないことも伝えました。
それでダメなら「その会社はそもそも自分に合わないから入っても無駄だ」と考えるしかないと思いました。
幸い「前職のような働き方をしてもらおうとは考えていない」ということで採用となり、その後独立するまで5年間問題なく勤務することができました。
安定して勤務できた4つの理由
- Web部門の新規立ち上げに伴いディレクターとして一切を任されることになったこと
- 裁量権が大きい環境だったこと
- デザイナーよりも自分でコントロールできる要素が多い「Webディレクター」というポジションだったこと
- いつも相談しやすい雰囲気でワークライフバランスを大切にする上司がいたこと
理由①Web部門の新規立ち上げに伴いディレクターとして一切を任されることになったこと
入社したのはIT研修や教育事業などを行っている会社で、Web制作部門は新規立ち上げとなります。
入社後はWebディレクターとして、Web部門一切を任されることになりました。
これまでの会社と大きく違った点は、WEB担当者は社内に私一人と言う点です。
「新規立ち上げ部門」+「担当者が自分ひとり」ということは、
- 自分の意見が採用されやすい
- 面倒な手順も必要ない
- 面倒な人間関係に悩む必要もない
という余計なストレスがない状態。
うつ病後の復職として、とても良い環境だったと思います。
理由②裁量権が大きい環境だったこと
うつ病持ちWebデザイナーの私がWeb業界で無事復職できたのは、裁量権が大きい環境だったからだと思います。
社内にデザイナーやプログラマーがいないので、作業は必要に応じて外注します。外注先選びは私に一任してもらえたので、スキルを見ながら自分と相性の良さそうな人を選ぶことができました。
さらに、どの仕事を請ける・請けないもある程度選ばせてもらえていました。
あくまでも会社の利益優先ですが、誰と関わるか・関わらないかを自ら選べるというのは、心の疲労度をかなり軽くすることができます。
全てを任されているので責任は重いですが、自分で自由にコントロールできる状況下で結果を出すことにより、自分の成長とやりがいを感じることができました。
やりがいを感じられていれば、多少の疲れやストレスも乗り越えられるものです。
理由③デザイナーよりも自分でコントロールできる要素が多い「Webディレクター」というポジションだったこと
Webディレクターは、クライアント、デザイナー、プログラマーなどとコミュニケーションを取りながらスケジュール管理や品質管理をするのが主な業務です。
クライアントとの調整や外注さんの管理は大変なこともありますが、他人の都合で振り回されて消耗していたデザイナーの時と比べたら気楽に感じました。
自分で完璧にスケジュールが把握できるし、いざとなったらクライアントと交渉して調整できるから、デザイナーの時よりもずっと楽。
「今日は仕事が溜まっているから、ちょっと残業しよう」「今日は予定があるから早めに帰ろう」といったように、帰宅する時間を自分で決められるのが精神衛生上とても良かったです。
当たり前のことかもしれませんが、うつ病を発症した前職では周りに振り回されるばかりで自分でコントロールできる要素が全くなかったのでとても快適に感じました。
理由④いつも相談しやすい雰囲気でワークライフバランスを大切にする上司がいたこと
うつ病再発防止に役立った4つのポイント
- 上司との相性が良かった
- 定時で帰りやすい
- 休みが取りやすい環境だった
- 自分を認めてくれる上司でサポートを仰ぎやすい雰囲気だった
- 「ワークライフバランス」を重視する上司だから休みが取りやすい
私が転職したのは小さな会社で、直属の上司は社長でしたが、この社長と相性が良かったのもうつ病後の復職成功の要因として大きいです。
私を信頼してくれて任せてくれるけど、細かい相談には良く乗ってくれました。
こちらを委縮させたり緊張させたりすることがなく常に話しかけやすい雰囲気だったので、困っていることや迷っていることを一人で抱え込まなくて済みました。
前職では、上司に与えられるプレッシャーや相談しづらい雰囲気が大きなストレスになっていたので、「困ったらすぐに相談できる人がいて、その人は一緒になって解決策を考えてくれる」という安心感はうつ病再発防止に大きく役立ちました。
さらに、「ワークライフバランス」を重視する社長だったので、社長自らがほぼ毎日定時で帰っていました。
「みんなも早く帰ってね~。」と言いながら帰る人だったので、社員としても早く帰りやすいし、休暇も取りやすい環境でしした。
前職でうつ病になったつ3の原因とは?
Webデザイナーとして働いていた時にうつ病を発症した私。
幸いないことにWeb業界での復帰は上手くいきましたが、うつ病再発防止のために改めて「Webデザイナー時代の何がストレスになっていたのか?どういう経緯で発症したのか?」を整理してみました。
前職でうつ病になったつ3の原因
- マーケティング担当者の言いなりになるしかない環境だったこと
- フレックスタイム制がなく、いくら残業しても朝の出勤時間は変わらないこと
- 自分と合わない上司がいたこと
原因①マーケティング担当者の言いなりになるしかない環境だったこと
うつ病発症時は、自社サイト運営のインハウスデザイナーでした。
一般的にインハウスのWebデザイナーは、制作会社のデザイナーよりもストレスが少ないと言われていますが、それはあくまでも個々の会社環境によります。
当時は、会社の独自のビジネスモデルを宣伝するのが主なミッションで、Webサイトの制作と各種媒体へ出稿する広告のデザインをしていました。
社内の指揮命令系統としては、社長⇒マーケティング担当⇒Webデザイナーといった感じで、デザイナーは最下流にあります。
マーケティング担当者がどの媒体にどのスケジュールで広告出稿するか決めて、それをデザイナーに指示する流れです。
急に空いた広告枠は安く出稿できるので、「2時間でこのサイズとこのサイズのバナー2つ作って。」といきなり無理なスケジュールで仕事をねじ込んできます。
その間予定していた他の仕事は全て後ろ倒しになるし、無理なお願いも一度では済みません。
そんなことが毎日のように繰り返され、終電を理由にやっと帰宅できる日々。
自分で立てた予定は全て崩されるのが当たり前で、思い通りに進められることなんて全くない。
常に「やらされ感」があり、自由裁量が全くない環境は、モチベーションを下げていきました。
ハードワークよりも、「やらされ感」だけで仕事をしており、自分の成長を感じることができない環境が問題だったと感じています。
仕事において「裁量がない」時の精神的負担は、想像するよりも遥かに大きい。 https://t.co/gWODXRo4Kj
裁量権の欠如が燃え尽き症候群やうつを引き起こす。
— 週末限定金沢暮らし (@nighthawks_jp) January 21, 2020
裁量権がないということは責任もないから楽で良い・・・と誤解していた時期もありましたが、実際に体験してみると思っていたよりも遥かに大きなストレスでした。
原因②フレックスタイム制がなく、いくら残業しても朝の出勤時間は変わらないこと
当時は職場と自宅が遠くて、23:30が終電でした。
終電で帰宅すると家に着くのが深夜1:00頃。
いろいろ用事を済ませて眠りにつくのは深夜3:00頃。
そんな毎日ですがフレックスタイム制がないので、どんなに残業しても朝は定時に出社していなくてはいけません。
毎日の睡眠時間は3時間程度でしょうか。
週末に寝だめするのが習慣になってしましたが、寝だめで疲労を解消することはできません。
やりがいを感じられない「やらされ仕事」に加えて、十分な休養も取れない毎日。
長時間労働・過労による鬱は「仕事に裁量権があるかどうか」によって大きく変わるという。経営者や自営業は裁量権があるから過酷な労働時間でも充実してることがあるけど、末端で裁量権がない従業員は鬱まっしぐら。育児は労働のなかでも裁量権がない最たるものだと思う。
— tatuki_h (@tatuki_h) June 7, 2019
「裁量権がない」ことに加えての「長時間労働」だったので、うつ病になるのも当たり前ですね。
原因③自分と合わない上司がいたこと
うつ病発症時の会社はベンチャー企業で、従業員30名程度の成長過程にある会社。
具体的な作業の指示はマーケティング担当者からくることもありますが、直属の上司は社長となります。
ですので、何か相談事がある場合は社長に直接言うしかないのですが、相談しにくい雰囲気でした。
高学歴で頭の良い人だったせいか、まとまっていないことを何となく相談する・・・というのが許されなくて、相談するのにも凄い緊張を強いられます。
ある程度のデータ分析やシナリオができたうえで相談しないと相手にされないので、頭の悪い私はめんどくさくなって自分だけで抱え込んでしまう・・・ということを繰り返していました。
私は当時Webデザイナーだったのにも関わらず、何故かアクセスログデータの解析も担当していたのですが、「今回売り上げが落ちたのは、君のデータ分析が足りなかったせい」と責められたのはかなり辛かったです。
うつ病の人や自分への自信や自尊心を著しく低下させている人は、失敗・挫折・苦痛・不幸の原因を全て『自分が悪いから・自分が無能だから・自分が怠惰だから』といった個人的要因に還元する傾向がある。←これ、そういう上司に当たって毎日「お前が悪い」って詰められてたら鬱になるってことですよね
— 肉体労働者 (@nikutairoudou17) September 22, 2020
↑ まさにこのツイートのとおり。心の疲労が蓄積されて自責的な精神状態のところに「君のせいだ」と言われたことでガクッときた感じがしました。
正直、職場でうつ病とかで休職者が2名以上出てるようなところは、上司や会社全体のマネジメント力の無さを真っ先に疑った方がいいと思う。大体の原因が、仕事配分の悪さだったり、サポートを仰ぎにくかったりバーンアウトの起きやすい悪環境がそこにあることは少なくないと感じてる。
— ヤス@BUNKAIWA(ブンカイワ) (@bunkaiwa) June 7, 2021
この社長と合わずにうつ病になって辞めていったマーケティング担当者も何人もいました。入社してから初めて気が付いたのですが、離職率が高いので求人も頻繁に出ていました。
職場のうつ病って、原因は仕事量や過労が直接の原因じゃなくって、上司や職場環境が原因なんだよって2013年の論文で示されているんですよね。https://t.co/j8wvZTMkIkhttps://t.co/1WkT0VKuI3
— いっちー@バーチャル精神科医 (@ichiipsy) June 6, 2019
「長時間労働」だけなら、まだ耐えられたと思います。「裁量権がない」「相性の悪い上司」と職場でのうつ病発症の条件をすべて兼ね備えた状況でした。
『科学的な適職』のメモ。最悪な職場に共通する8つの悪。➊ワークライフバランスの崩壊➋雇用が不安定➌労働時間が長い➍シフトワーク➎仕事の裁量権がない➏周囲からのサポートがない➐組織内に不公平が多い➑通勤時間が長い。2度の転職で減少に成功。”悪”に満ちた職場は受動喫煙よりも身体に悪いよ。
— ひろ|おにいさん (@hiro0111rad) August 7, 2021
↑ (1)、(3)、(5)、(6)、(7)、(8)をすべて満たす職場でした。今考えると、うつ病になるのも時間の問題だったんだと思います。
前職と同じ結果にはなりたくない!うつ病からWeb業界で転職するときの4つの条件とは?
転職先を探す際には前職でうつ病になった原因を洗い出し、その点を避けるようにして選びました。
具体的な選択基準は、以下の4つです。
転職先選びのポイント
- 自由裁量の幅が大きい環境を選ぶ
- デザイナーよりはディレクターのほうが良い
- 直属の上司との相性を重視する
- ワークライフバランスの考え方が浸透している会社を選ぶ
条件①自由裁量の幅が大きい環境を選ぶ
うつ病発症時は裁量権が一切ない環境でモチベーションが下がっていく一方だったので、転職先を選ぶ際には自由裁量の幅が大きくてチャレンジ精神を満たせる&自分の成長が感じられる環境を選びたいと思っていました。
それにはWEB担当者一人だったり、その部門自体の立ち上げメンバーになってしまうのが一番。
そう思った私は、転職サイトでWebカテゴリに絞った後で「新規部署立ち上げメンバー」「新規事業」「スタートアップメンバー」などのキーワードで検索して見つけました。
今考えると、うつ病後には責任が重いしリスクの高い賭けだったと思います。
あとは、「社員数が少ないところ」というのもひとつの目安になります。
社員数が少なければ社員一人一人への期待度が高くなるため、必然的に自由裁量の幅が大きくなります。(※だだし、前職も比較的小人数のベンチャー企業だったので、一概にはこれが正解とは言えないですが・・・)
仕事の満足度を上げるためには、裁量権が重要だそうです
言われてみれば自分も裁量労働制になって、かなり仕事の満足度が向上しました✨
転職しようとしている人は、裁量権にも着目すると良さそうです
— クレト@会社員投資ブロガー (@Awa_Kureto) September 21, 2021
自分でコントロールできる要素が多ければ多いほど、やりがいは増し、心の疲労度は低くなります!
転職して2ヶ月。頼られている、且つ裁量権があるというのは、大きなやり甲斐です。今週もラスイチ、大雨予報ですが、出社します☔️
おはようございます✌️— Taiki@外資系情シスパパ (@Taiki3Sons) July 1, 2021
裁量権の大きさと責任は比例するので、プレッシャーも大きいですが、やりがいがあれば多少のストレスは跳ね返せるものなんですよね。
今は楽しく働けてます。自分で考えて動けるから。裁量権はとても大切。自分で考えて仕事すれば成功も失敗も知識や経験という糧になり、転職や独立時に役に立ちます。”やらされる仕事”には価値はない。裁量権が思考と行動を促しスキルを上げる⤴️
— しず*HSP 、毒親育ち 専門カウンセラー (@shizu_79) September 14, 2021
前職では裁量権がこれっぽっちもなかったので「やらされ仕事」で心身ともに消耗していました。
ですが、復帰後は自分の考えで行動した結果成長を感じられることに喜びを感じられるようになりました。
条件②デザイナーではなくディレクターを選ぶ
職場にもよると思いますが、Webデザイナーよりもディレクターのほうが自由裁量の幅が大きいです。
小さな会社では兼任する場合もありますが、スケジュール管理の手綱を自分が握っている状態であれば調整がきくのでストレスが少ないものです。
「実務しかやりたくない。絶対にWebデザイナーが良い!」という強いこだわりがない限りは、ディレクターのほうがおすすめです。
条件③直属の上司との相性を重視する
やりがいと裁量度に大きな影響を与えるのは、上司の存在です。それも直属の上司との相性が大切。
前職では上司との相性があまり良くなかったので、上手くコミュニケーションが取れず、大きなストレスとなっていました。
そこで、転職の際には仕事の内容よりも上司との相性を重視するつもりで面接に臨みました。
そうは言っても、面接という短い時間では、本当の人柄や相性は分かりません。
直感にかけるしかありませんが、「話しやすい雰囲気。この人だったら自分が委縮せずに済みそう」と感じられたことが決め手になりました。
条件④ワークライフバランスの考え方が浸透している会社を選ぶ
いくらやりがいがあっても過重労働が常態化していては、いつか健康を損ねてしまいます。
「休むときはしっかり休む」を実現できる会社を選ぶことが大切です。
ワークライフバランスを重視している会社かどうかを見分けるのは難しいので、面接では最低でもフレックスタイム制を導入しているかどうかだけでも確認すると良いと思います。
Webディレクターにしろデザイナーにしろ、締め切りの関係でどうしても遅くまで残業しないといけない日も出てきます。
そんな次の日の朝は無理せず遅めに出社することができれば、精神的&肉体的ストレスをかなり抑えることができます。
まとめ
Webデザイナーがうつ病になった場合、基本的にはすぐに退職せずにまずは休職するのがおすすめです。
休職制度は各企業が自主的に実施している制度なので、そもそも会社にその制度があるかどうかを確認しておきましょう。
そのうえで、傷病手当金を申請すれば、金銭的な不安を最小限にすることができます。
休職後に復帰するか転職するかは、一概にどちらが良いとは言えません。
うつ病の原因が会社の環境や上司にある場合は休職後復職したところで、問題解決は望めません。
その場合は、転職する方が良いでしょう。
転職先で同じことを繰り返さないよう、自分が無理なく働けそうだと思う会社を慎重に選んでください。
私は、幸い良い会社に転職できたおかげで、独立するまでの5年間再発せずに働き続けることができました。
結局はWebの仕事自体が合わないと実感して現在は違う仕事をしていますが、うつ病後の復帰先の選び方としては正解だったと思っています。
私と同じ悩みを抱えている人は、この記事でご紹介したことを参考に、うつ病治療後でも働きやすい環境を見つけてくださいね!