勤続歴が長く意地悪な女性社員を指す「お局様」という言葉。。。どこの職場にも一人はいるのではないでしょうか。
仕事上取るに足らない存在なら無視しておけば良いのですが、知識と経験が豊富で仕事ができる人が多いのも事実です。
そんな人を敵に回すとデメリットしかないので、なんとかうまくやっていきたいですよね。
今回は、そんな厄介なお局様さまを上手く操縦して黙らせる方法をまとめてみました。
お局様と一口に言っても、いろんなタイプがいるので、私が長い社会人生活の中で出会った3つの性格タイプ別にまとめています。
- おせっかいな「仕切り屋タイプ」
- ミスを許さない「厳格タイプ」
- 機嫌がコロコロ変わる「気分屋タイプ」
この3タイプのお局を黙らせる方法について、ご紹介しています。
気が弱く大人しい性格の私なので、「黙らせる」と言っても、『仕返し・復讐』ではなく「上手くあしらう方法」です♪ご了承ください。
【タイプ①】おせっかいな「仕切り屋タイプ」
私が「お局」と言う言葉で、真っ先にイメージするのがこのタイプでした。
初めて遭遇した時は「ホントにいるんだな~」と感慨深い気持ちに・・・
面倒見が良くて悪い人ではないのですが、対処は必要です。
実は劣等感が強く寂しがり屋なので、いったん気に入られてしまうとプライベートにまで絡んでこようとするほどべったりされます。
個人的には、3タイプの中でも最も手こずった人でした。
仕切り屋タイプのお局の特徴
仕切り屋タイプのお局の特徴
- 知識と経験が豊富で実務では有能なタイプが多い
- 「〇〇さんがいないと仕事がまわらない」と言われる状況に喜びを感じる
- 世話好きで人に仕事を教えるのは上手いが、おせっかいで言い方がきついので嫌われる
- 間違いを指摘するとキレるので要注意!
- 自分が悪くても絶対に謝らない
- 自分が知らないこと(把握できていないこと)があるのが我慢できない
- 寂しがりやで誰かに話を聞いてもらいたくて仕方がない
- 頼られると無下にできず、面倒見が良い一面も
仕切り屋タイプのお局の心理「劣等感の強い寂しがり屋な独裁者」
仕切りたがるお局は、実は自分に自信がなく劣等感が強いタイプ。
最近、表裏の法則、を感じることが多い。気の強い人は実はメンタルガタガタ、威張り散らす偉そうな奴は実はさほど能力がない、仕切り屋は実は劣等感の塊、地味な人が実は影で重要な部分を担い全体を支えている、そして終わることは実は始まることでもあり。なんかみつをの詩みたくなってきたがw
— 広和/オカリナ (@hirokazuocarina) February 24, 2012
↑私と同じ意見の人も。
だからこそ、自分がリーダー的行動をとっていると周りに示すことで優越感を得ようとします。
自分が全てをコントロールし頼られる存在になることで、自分の居場所を必死に作ろうとしています。
逆に言えば、誰からも必要とされない自分を過度に恐れる「寂しがり屋」です。
自分が全部決めて従ってほしいと思っているため、仕事の進め方にもいちいち干渉してきます。
無意識のうちに、こちらを依存させて支配下に置こうとしてくるんですよね。
「面倒見が良い」とも言えますが、「おせっかい」に感じることもしばしば・・・
自分が状況のすべてを把握していないのが我慢できず、「私がいなきゃ、みんな何にもできない!」と思い込んでいる自意識過剰なところがあります。
人に仕事を任せられず必要以上に仕事を抱え込み、ひとりだけ残業するタイプ。
人から頼られたり感謝されることが大好きで、それによって承認欲求を満たしています。
自分はいつも正しい、仕事ができる人間だと思っているため、ミスを指摘されても逆ギレするだけで素直に認めることは絶対にありません。
仕切り屋タイプのお局を黙らせる方法「反抗よりも信頼感を得る」のが一番!
自分が管理者・リーダーだということを自分にも他人にも示さずにはいられない。これが単なるお局じゃなくて上司なら、「マイクロマネジャー」と言われるタイプです。
こんなお局を黙らせるには「反抗」よりも「信頼を勝ち取る」のが正解。
反抗すると逆ギレするだけではなく、「この人に見くびられるのは我慢できない」と考え、さらに状況は悪化します。
仕切り屋のお局を黙らせる方法
- 相手の機嫌をとり「助かります」「さすがですね」など、褒めて伸ばす
- 本来は報告しなくて良いことでも、とりあえず耳に入れておく
- 愚痴を聞いてあげる。が、否定も肯定もしない。
- できないことははっきりと言う
相手の機嫌をとり「助かります」「さすがですね」など、褒めて伸ばす
プライベートなら完全に拒絶することで関わらないで済みますが、職場ではそうもいきません。
円滑に仕事を進めるためには上手く付き合うしかありませんが、そのためには相手にも歩み寄ってもらう必要があります。
このタイプと距離を縮めるには「〇〇さんがいないと仕事がまわらないです。いつも助かります。」と感謝の気持ちを伝え続けるのが効果的。
仕切り屋のお局は裏を返すと自信がないので、自分を認めてくれる人には自然と優しくなります。
承認欲求を満たしてあげることで、相手からの信頼を勝ち取りましょう。
本来は報告しなくて良いことでも、とりあえず耳に入れておく
仕切り屋タイプのお局は、自分の耳に入っていない情報があると機嫌が悪くなるので、できる範囲で情報共有しておくのがおすすめです。
本来なら報告する義務がないことでも耳に入れておくと、思わぬところで助けてくれることもあり、自分にもメリットがありますよ!
愚痴を聞いてあげる。でも否定も同意もしない。
「私はこんなに頑張っているのに認めてくれない」という不満が人一倍強く、愚痴りたくて仕方がないのもこのタイプ。
このタイプのお局に味方認定されると、頻繁に愚痴りに来るので、我慢できる範囲で聞いてあげると良いでしょう。
ただし注意したいのは、人の悪口には否定も肯定もしないこと。
このタイプは基本おしゃべりなので、うっかり肯定してしまうと「〇〇さんも、こう言ってた。」と吹聴されかねませんので要注意です。
「そうなんですか~。」「大変ですね。」「なるほど~」などと、適当な相槌で聞き流しましょう。
できないことははっきりと言う
自分が全部決めて従ってほしいという支配欲が強く、こちらコントロールしようとします。
実際はリーダーでもないのに出しゃばって人に仕事を振ってきますが、できないことははっきりと言うことが大切です。
相手からきっぱりとした態度に出られることに慣れていないため、たまに冷たく断ると気にしてこちらのご機嫌を取ろうとする気が小さい面もあります。
普段は上手く持ち上げて置き、「いくらなんでもここまでできない。」と思ったらキッパリ断る、といったように態度にメリハリをつけると舐められなくて済みます。
大人しい人はターゲットになりやすいので、共依存の関係にならないよう注意しましょう。
【体験談】「仕切り屋タイプ」のお局を黙らせるまでの経緯
同じチームで仕事を始めた頃は、私に対してつんけんしていた仕切り屋のお局様。
具体的な被害は・・・
- 自分の担当の至急案件に先回りして対処したら激怒された
- 書類紛失のミスをなすりつけられた。結局お局のデスクから出てきたが謝罪なし
- お局様作成の書類にミスがあり、確認したら逆ギレされた
- 気分の浮き沈みが激しく、不機嫌な時はそれを隠そうともしない
などでした。
嫌な思いをしつつも、知識と経験が豊富で面倒見が良いところは尊敬していたため、何かにつけて「助かります」「さすがですね」という言葉は欠かさないようにしました。
上司でも気が付かない私のミスに気付いて事故になる前に指摘してくれることもあったので、そんな時は心の底から感謝の意を伝えていました。
上司や同僚に常に不満を抱えている人なので、愚痴を聞かないといけないのが一番つらかったです。
お局様の愚痴を否定するのはもってのほかだし、かと言って同調するのはもっと危険。。。
「そうなんですか。」「大変ですね。」「困っちゃいますね~。」と適当にかわしつつ、さりげなく話題を変えて私の担当の案件で困っていることや不安に思っていることを伝えておくようにしました。
そんなことを1ヶ月くらい繰り返していたところ、私を味方認定してくれたようで、めんどくさい仕事を引き受けてくれたり、率先していろいろ教えてくれるように。
私がミスをするとかばってくれるし、質問すると自分がどんなに忙しくても文句を言いつつも無下にはしません。
仕切り屋タイプの「面倒見の良さ」「頼られると弱い」という長所が目立つようになりました。
やっと良い関係が築けるようになったな・・・とホッとしたのですが、この仕切り屋のお局は上司にとっても気持ちの良い存在ではなかったらしく、契約を切られることになってしまいました。。。
小さなチームでは、働いてくれる人間が必要なのであって、人に仕事を振る人間が必要なのではない。皆何かを生み出さなければならない。結果を出さないと行けないのだ。だから仕切り屋を雇っては行けないということだ。
— Basecamp 名言bot (@gettingrealbot) May 23, 2022
↑多分、こういうことなのかな・・・せっかく上手くやれるようになったのに、なんだか残念でした。。。
「仕切り屋タイプ」のお局から自分の心を守るための注意点
「仕切り屋タイプ」は、無意識のうちにこちらを依存させようとコントロールしてくるので要注意。
私も自分でも気が付かないうちに依存していたようで、何か困ったことがあると「自分で考えるよりもお局に頼った方が良い・・・」という心理状態に。
仕切られることで、精神的に支配下に置かれていたようです。
それに気が付いてからは「仕切らせてあげている」と考えるようにしました。
できないことははっきりと言うようになったのも、この点に気が付いてからです。
仕切りたがる人は案外メンタルが弱いところがあるので、嫌なことは嫌とハッキリ言ってちょっと不機嫌な態度を表すと、慌ててこちらの機嫌を取ろうとしてきます。
「”仕切らせてあげている”自分の方が精神的に優位なんだ」と意識し、広い心で大人の対応をすることが自分の心を守る方法です。
【タイプ②】ミスを許さない「厳格タイプ」
人がミスをすると鬼の首を取ったように責めてくるタイプ。
最初は怖くて仕方ないかもしれませんが、ストイック・真面目・勤勉・努力家など、見習うべき点も多いタイプです。
厳格タイプのお局の特徴
厳格タイプのお局の特徴
- 知識と経験が豊富で有能
- 怒りっぽくて威圧的な態度
- 自分にも他人にも厳しい
- ルールから逸脱することを嫌う
- 仕事の教え方は上手で分かりやすい
- 素直な人を好む
- 人によって態度を変えないため、親しくなってからもミスをすると厳しく怒られる
厳格タイプのお局の心理「できない自分」や「ダメな自分」を許せない完璧主義者。
ミスを許せない「厳格タイプ」の人は、自分にも厳しいことが多いです。
ストイックで勉強家であり「こんな自分はダメ」とか「こうするべき」などといった「べき論」が多く、他人にも同じものを求めます。
自ら努力を重ね目的を達成する点は称賛に値しますが、周囲にも同じレベルを求めます。
求められた方はたまったものではないため、嫌われたり苦手に思われて遠巻きにされることが多いタイプ。
ストレスに弱い人は『完璧主義』になりすぎる。完璧にこだわると「いつも自分にダメだし」「ミス1つ許せない」「99点が喜べない」「自分を嫌いになる」「毎日がツラい」自分に厳しすぎると心が苦しい。自分を苦しめる自分パワハラはやめる。ストレス対策のコツも固定ツイートに。オススメです。
— ささひろ (@sasahiro_lif) March 22, 2022
そのままの自分を認められず、周囲にも甘えられない。そんな性格によって、お局様本人も苦しんでいるかもしれません。
厳格タイプのお局を黙らせる方法「仕事を早く覚える」「素直に謙虚に」が効果的!
厳格タイプのお局様を黙らせる一番効果的な方法は、「とにかく仕事を早く覚える」こと。
仕切り屋タイプのお局様に比べると対応はラクで、面倒な気遣いは不要なのが良いところです。
仕事を覚える過程では当然ミスをするので、怒られることも多いですが、そこは「素直に謙虚に」受け入れることです。
仕切り屋のお局を黙らせる方法
- 仕事を早く覚える
- 怒られたら「素直に」「謙虚に」受け入れ、同じミスは繰り返さない
- 自分から積極的にいろいろ教えてもらう
仕事を早く覚える
厳格タイプのお局様を黙らせる一番効果的な方法は、「とにかく仕事を早く覚える」こと。
このタイプは、自分が教えたことを間違いなくやってくれる人に対しては、変な嫉妬心や対抗心を持たずに認めてくれます。
仕事を覚えミスが減ってくると、優しくされることも多くなります。
怒られたら「素直に」「謙虚に」受け入れ、同じミスは繰り返さない
厳格タイプのお局様は理不尽な指摘をすることはないので、怒られた場合は自分の非を素直に認めることが大切です。
自分にも厳しい人が一番嫌うのが、ミスした時に言い訳する人です。
謙虚な態度で受け止めることで、怒られる時間を短縮することができます。
自分から積極的ににいろいろ教えてもらう
早く仕事を覚えることが、このお局さまを黙らせる一番の方法。そのためには、仕事のやり方をいろいろ教えてもらうのが効果的。
ですが、このタイプは過干渉の仕切り屋タイプと違って、自分から積極的に質問しないと近寄ってきません。
教え方は上手いので怖がらずに質問し、一日でも早く仕事を覚えるようにしましょう。
努力や向上心も買ってくれるタイプなので、ますますあたりが柔らかくなりますよ。
【体験談】「厳格タイプ」のお局を黙らせるまでの経緯
厳格タイプのお局様さまのいる会社に入った最初の3ヶ月くらいは、怖くて仕方がありませんでした。
私が受付営業部門で、お局様は私が受付した案件をシステム処理してくれる部門。
私が正しい処理をしないとお局様のシステムでエラーが出て返されるのですが、その度に怒られます。
仕事に慣れるまでは毎日のようにお局様のキンキン声を聞いていたので、トラウマになってしまい、声が聞こえるだけで胃が痛くなっていました。
ですがそのうちに気が付いたのは、誰もが平等に怒られているということ。
私が特別嫌われているからでも仕事ができないからでもなく、ミスしたら誰でも怒られている。。。
人によって態度を変えることのない平等な人だと気が付いてからは、苦手意識がだいぶなくなりました。
分からないことを質問すると、厳しいながらも丁寧に教えてくれます。
仕事を覚えてミスが減るごとに目に見えて態度が柔らかくなっていくのも実感。
そうすると質問しやすくなるし、教え方は上手なので不明点がなくなり、ますますミスしなくなる・・・という好循環に。
この人に怒られないようにしていたら仕事のスキルが上がったみたい♪
最終的には、社内で行き会うと雑談・ライン交換するまで仲良くなれました。
「厳格タイプ」のお局から自分の心を守るための注意点
厳格タイプのお局様と接する上で自分の心を守るポイントは、「相手に嫌われていると思わない」ことです。
実際このタイプは好き嫌いで態度を変えたりすることはなく、ミスをした人には平等に厳しく接します。
厳しく怒られると「やっぱり私って駄目なんだ・・・」と思ってしまいがちですが、そうではありません。
「この人は自分にも他人にも厳しい人だから、いつもピリピリしているんだな。大変だな。」と寛容な気持ちで接するようにします。
また、勤勉さやストイックさといった厳格タイプのお局様の長所にも目を向けてみましょう。
仕事に対する姿勢では、見習う点も多いはずです。
【タイプ③】機嫌がコロコロ変わる「気分屋タイプ」
さっきまでご機嫌モードだったのに、今話しかけたら無視された・・・なんてこともざらにあるのが気分屋タイプのお局様。
家族や友達にいたら苦労するでしょうが、仕事限定の人間関係ならなんとかやり過ごせます。
深く付き合っても振り回されるだけでメリットがないタイプなので、なるべく関わらないようにするのがポイントです。
気分屋タイプのお局の特徴
こんな方におすすめ
- 八つ当たりする
- 機嫌次第で態度がコロコロ変わる
- 人によって態度を変える
- 物に当たることも
- 急な休みや早退が多い
- 自己犠牲や我慢が苦手
- 承認欲求が強い
- 教えたがりだが、教え方は下手
- 感情的な発言が多く、むやみに敵を増やす
- 瞬発力がありトラブル対応に強い
気分屋タイプのお局の心理「構って欲しい」「感情を制御できない」愛情に飢えた幼稚な子ども。
さっきまで上機嫌だったのに、今話しかけたら無視されることが珍しくないのが気分屋タイプのお局。
人は誰でも機嫌が悪くなることはありますが、普通の大人なら周りに悟られないように隠すものです。
隠そうともしない気分屋は、「構って欲しい」「自分の感情を制御できない」「相手のことを思いやる余裕がなく自分の気持ちを優先させなければ気が済まない」といった精神的に幼い面があるのでしょう。
自分が気分屋なのは十分わかるんだけど、まじでコントロールできない。自分でも困ってる。しかも憂鬱や不機嫌の波が度々来るから、心理的に病気なのかと真剣に悩んでしまう。
— 小 葱🇯🇵🇨🇳 (@zuo0827xiaocong) April 18, 2021
↑こんなふうに制御できない感情の変化にお局本人も悩んでいるのだとしたら、ちょっと同情してしまいますよね。
「何か自分が不愉快にさせることをしてしまったんだろうか?」と悩むだけ無駄なので、相手に振り回されないようにしましょう。
気分屋タイプのお局を黙らせる方法「褒めまくる」「機嫌が悪い時は放置」が効果的!
気分屋タイプは結構単純。
とにかく褒めまくっておけば機嫌は良いです。
ただし、どこかで他の誰かに機嫌を悪くされてその八つ当たりを受けることもあります。
そんな時は触らぬ神に祟りなし。ということで放っておきましょう。
気分屋のお局を黙らせる方法
- 褒めまくる・上手くおだてる
- 機嫌が悪い時は無理に相手をしないで放っておく
- 理不尽に怒られた時は、自分を責めずに聞き流す
褒めまくる・上手くおだてる
目まぐるしく感情が変わって態度も変わる気分屋のお局様に最初は疲れてしまうかもしれませんが、実はこのタイプは結構単純です。
黙らせる方法として一番簡単で有効なのが、機嫌の良い時に褒めまくって上手くおだてておくこと。
普段からこの積み重ねをしておけば、いざ機嫌が悪くなった時の八つ当たり加減も弱くなります。
機嫌が悪い時は無理に相手をしないで放っておく
さっきまでニコニコしていたのに今話しかけたら無視された・・・なんてこともあるのが気分屋タイプ。
びっくりして「私なんかしちゃった?」と思うかもしれませんが、そんな時は理由を詮索せずに放っておくのがベストです。
無理に機嫌を取る必要はありません。
機嫌が直ったタイミングであちらから話しかけてきますので、そうしたら初めて相手してあげましょう。
不愉快・理不尽な態度をされても「いつものこと」「またかぁ~」と割り切ればイライラも少なくて済みます。
理不尽に怒られた時は、自分を責めずに聞き流す
気分屋タイプのお局に理不尽な理由で怒られる・・・というのは頻繁に起こり得ることです。
そんな時は真に受けず、適当に相槌を打って聞き流すのが一番です。
お局自身も本気で怒っているというよりも、単にコロコロ変わる気分に支配されているだけの可能性が高いです。
真に受けて言い返したり、気分を害して態度を硬化させると、さらに面倒なことになります。
【体験談】「気分屋タイプ」のお局を黙らせるまでの経緯
気分屋タイプのお局の操縦法が分からなかったときには、苦労しました。
ある時、欲しい情報をイントラネット上で探していたところ、お局様が「それならココにあるよ♪」と上機嫌で教えてくれました。
「ありがとうございます!助かります!さすが〇〇さん!!」とお礼を言って、その場は終わったのですが、20分後くらいに「今度からああいうのは自分で探してよね!!」とキレられました・・・
「??私が頼んだわけじゃないのに、なぜなのか・・・」というモヤモヤした気分に。
ですが、翌日「昨日の私はちょっと変だったから、ごめんね。」と謝ってきました。
凄く気分屋で根拠のない自信があったり
好奇心と探究心が旺盛なのに
発言を後で気にし過ぎたり、
ずっと同じ事にくよくよ落ち込んだりするのか…
矛盾する性格…心理カウンセラーの友達に
HSS型HSPて言うのがあるよって言われて
調べたら凄く腑に落ちたマイペースに行こう🍀
— 女筋よぴ (@yottpyi) May 24, 2022
おそらく嫌な態度をとった自覚がありつつも、不機嫌な感情に支配されてどうしようもないんだと思います。
そんなことがあってからは「自覚があるだけ可愛いかな・・・」と思えるように。
最初は「どうしたんだろう?私が何か機嫌を損ねるようなことをやっちゃったのかな??」とビクビクしていましたが、度重なるうちに「あの人はそういう生き物だ」と考えられるようになりました。
「構って欲しい」「相手の気持ちよりも自分の気持ち優先」「自分が一番でいたい」「褒められたい」といった特徴が見えきて、「この人、もしかしたら幼少期に親の愛情を十分に受けられなかったのかも・・・」なんてことも想像して同情まで感じるようになりました。
おせっかいで仕事を教えたがりな一面もあるのですが、相手の立場に立ってものを考えられないので教え方は下手で、説明も分かりにくいです。
ですが、瞬発力があり、独創性は抜群という私とは正反対の一面も持っていて、そういう点は素直に尊敬していたので、何かやってもらったり教えてもらったりしたら、思っている以上に大げさに褒めるようにしていました。
不愉快な態度をされても受け流し、絶対にこちらからは話しかけず、相手から話しかけれたときだけ相手するようにしました。
付き合い方が分かってからは、あちらも態度を軟化させ、理不尽に怒られたり不愉快な態度を取られる機会も減ってきました。
おやつのお菓子をあげると、目に見えて上機嫌になるところも子供みたいでちょっと可愛かったです。
「気分屋タイプ」のお局から自分の心を守るための注意点
「自分のせいだと思わないこと」。これに尽きます。
相手が不機嫌なのは、相手の問題。感情の処理ができないのも相手の問題です。
母や妹が気分屋ですごく振り回されたり対応に疲れてしまう時があるんだけど、
アドラー心理学に学んで、
「他者のイライラや不満」は、
「他者の課題」と捉えよう。— くまっこ (@JnsAZo1NHNdM7Kg) January 7, 2022
私の父親が気分屋のモラハラのアル中で、散々苦しんだんですよね・・・
「自分が悪いから愛されないで冷たくされるんだ。」と思ってしまいがちですが、そうじゃないんです。
肉親や恋人がこういうタイプだと心が疲れ切ってしまいますが、仕事だけの関係なら割り切れますよね。
こういうタイプとは心理的に距離を置き、テンプレ通りの表面的な対応をして感情的には相手にしないことが大切です。
まとめ
意地悪なお局様がいると、会社に行きたくなくなりますよね。
ですが、せっかく入った職場をお局のために辞めるのは、なんだか納得できません。
そんな場合は、お局を上手く操縦し、味方につけましょう。
お局さまは、何だかんだ言って知識と経験が豊富ですから、味方につけることで自分にも大きなメリットがあります。
こちらが一枚上手になって大人の対応を続ければ、相手も態度を軟化させることが多いですよ♪
それぞれの良い点や見習うべき点にも目を向けると、無理なく仲良くすることもできます。
それでも、どうしてもお局との関係が改善できず、ストレスに感じる場合は、部署異動や転職も視野に入れると良いと思います。