「お米を捨てるとバチがあたる」。親からこの言葉を言われて育った人は多いと思います。
私もその一人で、もう食べられない古いお米を処分する踏ん切りがつきませんでした。
でも食べられないものをいつまでも置いておいても仕方がない。。。
ということで、今回思い切って処分することに。
この記事では、お米の処分方法と、なるべく後ろめたさを感じないために「食べる以外の活用法」もご紹介しています。
お米を捨てるとバチが当たる?
「お米を無駄にするとバチが当たる」と、母に言われて育ちました。
「なんでバチが当たるの?」と聞くと、
- お米には一粒一粒に神様が宿っている
- 米作りには八十八の手間がかかっているから、農家の人に敬意を払って一粒でも無駄にしたらいけない
という回答だった気がします。
母の実家が農家だったので、私が子どもの頃は毎年新米が送られてきました。
新しく新米が送られてくる季節になっても、まだ去年のお米が残っている…というくらい毎年たくさん送られてきます。
母が「こんなにたくさん食べきれないから…」と言っても、祖父母は娘と孫可愛さからか毎年送ってくれていました。
とてもありがたいのですが、どうしても残ってしまう。
送られてきたばかりの新米を知り合いにお裾分けしても消費できず、古米はたまる一方。
母は「お米を捨てるとバチがあたる」と言って、明らかにもう食べられないお米も倉庫に置いていた記憶があります。
子ども心には「お米を捨てるとバチがあたるなんて、迷信だよね。」と思っていました。
ですが自分が当時の母より年上になった今、その考えがしっかりと自分にも沁みついているのを感じます。
おそらく日本人なら多かれ少なかれ「お米を捨てるとバチがあたる」と言う感覚があるのではないかと思います。
だからこそこれまで捨てられなかったのですが、今回の片づけ祭りをきっかけに、台所の一部を占拠している古くてもう食べられないお米を処分したい…
どうしても食べきれず古くなってしまったお米の処分の仕方は?
食べ物を捨てるのは、凄い罪悪感があって辛い…
でも、カビが生えたり虫が湧いたお米を無理して食べて健康を損なってしまっては元も子もありません。
食べられない食料を、罪悪感を理由に家に縛り付けておくのもモノにとっても良くないと思います。
「次に買ったお米は無駄にしない!」と心に誓いつつ、感謝しながら処分することにします。
お米の処分方法として考えたのは、以下の2つの方法。
- 燃えるゴミで捨てる
- 古米の引き取り業者を利用する
一番簡単なのは、ゴミとして捨てる方法。
お米は食品なので、燃えるゴミでOK。
ただし、一度に大量に捨てると重くてゴミを回収してくれる人に迷惑がかかるので、小分けにして捨てるようにしましょう。
「ゴミとしてただ捨てるのは忍びない…」という場合は、古米を引き取ってくれる業者を利用するのがおすすめです。
引き取り業者に引き取って貰えば、肥料にしたり動物のエサとして利用してくれるみたい。
ただ捨てるよりも「バチが当たるかも…」という後ろめたさが軽減されるので良さそうですね。
お米を捨てるとバチが当たる?食べる以外の有効活用法!
燃えるゴミで捨てたり、業者に引き取ってもらうのも良いけど、やっぱりもったいない…
自宅で何か有効活用できないかな?
…という場合におすすめなのが、以下の2つ。
古いお米の活用法
- 乾燥剤にする
- お米の研ぎ汁を掃除に使う
自宅で有効活用できれば、「バチが当たるかも…」という後ろめたさが軽減されます。
乾燥剤にする
ドラマで「水没させてしまったスマホを米櫃に入れて復活させる」というシーンを見たことがあります。
「お米って乾燥剤として使えるの?」とビックリしたので、調べてみました。
お米をフライパンなどで炒っておくことで、湿気を吸収するようになるそうです。
ドラッグストアで乾燥剤を買うとそれなりのお値段がするので、捨てるしかないお米が乾燥剤として利用できるならラッキー♪
ということで乾燥剤を作ってみました!
step
1お米をフライパンで炒る
フライパンにお米を入れて炒ります。
step
2焦がさない程度にきつね色になったら火を止める
焦がさないよう、弱火で炒り、きつね色になったら火を止めます。
step
3しっかり冷ます
火を止めたら皿などにお米を移し、しっかり冷まして熱を取ります。
step
4お茶パックなどに入れて乾燥剤として利用する
熱が取れたらお茶パックやだしパック、ガーゼなどでお米を包み、乾燥剤として利用します。
私はお茶パックではなく、だしパックを利用して作りましたが、これが靴に入れるのにちょうど良い大きさでした。
下駄箱と靴の乾燥剤として利用していますが、なかなか良さそうです♪
お米の研ぎ汁を掃除に使う
お米のとぎ汁を掃除に使うこともできます。
床掃除に使うと、お米のとぎ汁に含まれる脂質が汚れを浮かして落としてくれると同時に、ワックス効果でピカピカになります。
「バチが当たるかも…」という後ろめたさや罪悪感を活かし、今後は同じことを繰り返さない!
活用しきれなかった洋服や小物を捨てる際にも罪悪感はありましたが、食べ物を捨てる罪悪感はいっそう痛切…
特にお米は「捨てるとバチが当たる」という考えが染みついているため、かなり心が傷みました。
この罪悪感を活かし、「今後は同じことを繰り返さないようにしたい!」と強く思いました。
食品を無駄にしないためには、賞味期限内に消費できる量しか買わないことが一番なんですよね。
大容量のものを買ったほうがお徳だけど、結果的に捨てることになったら意味がありません。
私は目先の数十円、数百円に気を取られるあまり、結果的にたくさん無駄にしていることが分かりました。
調味料でもなんでもそうですが、多少割高になったとしても、最後まで美味しく食べられる量を買ったほうが気持ちが良いです。
今回感じた心の痛みを忘れず、今後は無駄に大容量の食品を買うことは避けたいと思います。
まとめ
「お米を捨てるとバチが当たる」という考えから、長年食べられない状態のお米を捨てられずにいましたが、今回思い切って処分しました。
今回の片づけ祭りで処分したものの中でも、やっぱり一番心が痛みました。
少しでも後ろめたさを感じないようにしたいと、食べる以外の有効活用法も試しましたが、やっぱり申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今後は「割高でも良いから確実に消費できる量しか買わないようにしよう!」と強く心に誓いました。