この記事は、以前書いた以下の記事の続きになります。
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この記事を書くことでストレス発散したはずなのに、早速またモヤモヤが溜まってきたので、さらに対象者の心理などを掘り下げてみました。
人に仕事を押し付けることはしませんでしたが、私自身も逃げ癖アリ。転職回数の多さがそれを物語っています。。。
そこで、過去の自分を忘れないよう戒めの意味も込めて、嫌な仕事を押し付けて逃げる人の心理的背景を理解して対処法を考えてみました。
嫌な仕事を押し付けて逃げる人の特徴と心理
今の職場で私が仕事でチームを組んでいる相手は、嫌な仕事をすべて人に押し付けてくる人。
そして、さも自分がやったかのようにふるまい、手柄だけは横取りするタイプです。
十分嫌な奴ではあるんですが、人に意地悪することが目的ではなく、とにかく自分が嫌なことから逃げたい!というのが最大の目的のようです。
そして逃げていることを人に知られたくないから、さも自分がやったかのように振る舞う・・・ということみたいですね。
私自身にも逃げ癖があり、さすがに他人に仕事を押し付けることはしませんでしたが、会社を辞めるという決断を繰り返してきました。
ですので、「嫌な仕事から逃げる人の心理」というのも理解できるところはあります。
そこで、反面教師にするためにも「嫌な仕事を押し付けて逃げる人」の心理を考えてみました。
大体は、以下のようなものだと思います。
人に仕事を押し付ける卑怯さは全く理解できませんが、1~3の心理は過去の私と同じだな・・・と恥ずかしい気持ちになります。
嫌な仕事を押し付けて逃げる人の特徴
- ちょっとした問題にぶつかっても、すぐに面倒だと感じる
- 動き出す前に「嫌だな・・・やりたくないな・・・」と、立ち止まって考えてしまう
- 失敗したくないという意識が強い
- 人に仕事を押し付けて逃げることが最も効果的な解決策だと考えている
- 失敗を認めたがらず他人のせいにする・自責の念がない
- 向上心がない
- 知的好奇心がない
ちょっとした問題にぶつかっても、すぐに面倒だと感じる
仕事をしていれば、物事がスムーズにいく方が珍しいと言って良いくらいですよね。
些細な問題にぶつかることなんて当たり前です。
ですが、逃げ癖のある人って、ほんの少しの問題でもストレスに感じてしまうんです。
例えば周りの人や関連部署に問い合わせればすぐに解決する問題だとしても、問い合わせること自体「面倒だ・・・」と感じて、問題そのものから逃げたくなります。
動き出す前に「嫌だな・・・やりたくないな・・・」と、立ち止まって考えてしまう
手を動かし始めればすぐに解決する問題なのに、やり始める前に「嫌だな・・・やりたくないな・・・」と、立ち止まって考えてしまうんです。
やる前に今後の工程を想像してしまうことで、その面倒くささに圧倒されてしまう感じです。
私に嫌な仕事をすべて押し付けてくる人は、隣の席で良く「はぁ~、嫌だ。やりたくない。逃げたい・・・」とつぶやいています。
その隣にいる私は口には出しませんが「いちいちそんなこと考えてるからやりたくなくなるんだろ。ブツブツ文句言う前に、さっさと手を動かせよ!」と、イライラしています。
失敗したくないという意識が強い
プライドが高いからか、自己肯定感をさらに下げることに抵抗があるからなのかは分かりませんが、失敗することをとても怖がります。
難易度が高くミスも発生しやすい仕事は、絶対にやりたがりません。
失敗を避けて簡単な仕事しかしないので、いつまで経ってもスキルアップできない・・・という大きなデメリットがあるんですが、本人は気が付いていないみたいですね。
気が付いていたとしてもプライドを守ることが最優先されているようです。
人に仕事を押し付けて逃げることが最も効果的な解決策だと考えている
これは私には理解できない心理ですが、逃げることが最も良い解決策だと思っているようです。
逃げることへの罪悪感や自分が無能だと感じる気持ちは、あまりないようです。
失敗を認めたがらず他人のせいにする・自責の念がない
何かミスをしても、驚くほどナチュラルに他人のせいにします。
ミスをしてしまうのは仕方ないことで、大事なのはそのミスを次に活かすことですよね。
「自分が悪かった・・・あの時こうしていれば防げたはず。次に同じことをしないためには、どうしたら良いかな?」と考えることで成長できると思うんですが、私の隣の「仕事押し付け野郎」にはその感覚がないみたいです。
もちろん、あまりにも自分を責めすぎるのは鬱の原因になるので良くありません。
ですが、私は「ある程度は自責的じゃないと人は成長できない」と思っているので、すぐに他人のせいにする人は信頼できないです。
向上心がない
一見成功しているように見える人も、そこに至るまでには数えきれないくらいの失敗をしています。
失敗をしっかりと受け止めて精進した結果の現在なんですよね。
成功よりも失敗から学ぶことの方が多いのは確かです。
だから、向上心のある人は、失敗を恐れません。
一方で、向上心がない人は、「失敗して傷つきたくない!」という気持ちが強いため失敗を避けて簡単な仕事しかしようとしません。
その結果、いつまで経ってもスキルアップできない・・・ということになります。
知的好奇心がない
分からないものに対して理由や意味を知りたい!と思うのって、人間として当然の欲求のような気がしますが、嫌な仕事を避ける人は、こういった知的好奇心が低い傾向にあります。
「新しいことをすると失敗するかもしれない」という気持ちが根底にあるからなのか、トライすることに消極的だし自発的な学習もしないので、成長の機会を逃すことになります。
嫌な仕事を押し付けて逃げる人の心理的背景って何なんだろう?
嫌な仕事を押し付けて逃げる人の心理だけじゃなく、このような心理に至った背景も分析してみたいと思います。
逃げ癖のある人の心理的背景
- 自己肯定感が低い
- ストレス耐性が低い
- マイナス思考
いずれも私にも当てはまることで、意識的に改善する努力をしています。
この記事を書くことで、改めて自分に強く意識させ、さらに改善していけたらと思います。
根底にあるものは「自分に自信がない」「傷つきたくない」に尽きるんですよね。。。
自己肯定感が低い
自分で自分を認めてあげることができないと、自分への評価を他人に求めるようになり「誰かに褒めてほしい」という欲求が高まります。
「褒めてもらうには失敗できない」と思っているので、ミスの可能性が高い面倒な仕事や難易度の高い仕事から逃げることに。。。
簡単な仕事だけしていれば失敗のリスクは低いですからね。
人に仕事を押し付けて逃げるのも、ミスをしたときに他人のせいにするのも、自己肯定感が低い自分と向き合うのを本能的に避けているのだと思います。
ストレス耐性が低い
嫌な仕事から逃げる人は、ストレス耐性が極端に低いです。
仕事をしていればある程度のストレスは当然なのですが、逃げ癖のある人は「ほんの少しのストレスも感じたくない」という気持ちが強いです。
ですので、問題の起こりそうな厄介な仕事は、なるべく避けたいと思ってしまうんですね。
マイナス思考
マイナス思考の人は、何か行動を起こすときに最悪のパターンを想定します。
「こうしたら相手を怒らせてクレームにつながるかも・・・面倒だな・・・」などと考えだすと、もう逃げる選択肢しか選べなくなります。
自分が傷つかないでいることを最優先に考えているからです。
人に仕事を押し付けて逃げ続ける人への対処法
私自身の逃げ癖は、努力によってある程度克服できました。
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だからこそ、人に仕事を押し付けて逃げ続ける人が許せないという、心の狭い私・・・
だって、私の逃避手段は「転職・辞職」であって、在職中に嫌な仕事を人に押し付けることはしなかったので、仕事を押し付ける先輩がどうしても許せない。
これって、同族嫌悪なのかな・・・?
精神衛生上良くないので、いろんな対処法を試みてきました。
1~3は、実践済み。やっていないのは「上司に相談」だけ。
対処法
- 可哀想な人だと思ってあきらめる
- 反面教師にする
- 自分のスキルアップの良いチャンスと思って仕事を引き受ける
- 信頼できる人に愚痴を聞いてもらう
- 上司に相談する
可哀想な人だと思ってあきらめる
「自分に自信がないから、逃げてばっかり。可哀想な人だな・・・」と思って諦め、押し付けられる仕事を黙々とやるのも一つの方法です。
ほっといても自滅するので、じっと我慢してその日を待つ感じです。
自分が傷つかないよう必死に逃げる姿は、こっちが恥ずかしくなるほど哀れです。
私が今の職場に入ったばかりで、誰にも何も言えないときは、こう思って耐えてきました。
反面教師にする
そして次の段階では、「そういえば私にも逃げ癖あったな。戻らないよう反面教師にしよう。」と戒めに利用することにしました。
さすがに嫌な仕事を人に押し付けることはしませんでしたが、自分が傷つかないよう必死に逃げるその姿は過去の自分を見ているようで、ちょっと恥ずかしい。。。
あんな恥ずかしい姿に戻りたくない!「ああならないためにも、私は、嫌な仕事にも積極的に取り組もう!」と前向きになれます。
自分のスキルアップの良いチャンスと思って仕事を引き受ける
人が嫌がる仕事というのは、難易度が高くてミスをしやすい仕事ということです。
だったら、押し付けられる仕事を次々とこなしていれば、自然とスキルアップできるはず。
そう思って黙々と仕事をこなすというのも、とても建設的な対処法です。
私は1年半「仕事を押し付けて逃げる先輩」に耐えてきましたが、その結果かなりのスキルアップを実感しています。
あの時、私も同じように押し付け返したり逃げたりしていたら、スキルは低いままだったと思うので、その点は良かったなと思います。
信頼できる人に愚痴を聞いてもらう
どうしても我慢できず、女性の同僚複数名に愚痴を聞いてもらったことがあります。
そうしたら、「あの人がそんな人だなんて知らなかった。」「何となく分かってた。」と言う人もいたし、「あの人は、そういう人だよ。私も過去に一緒に仕事してたから分かる~。」と言ってくれる人がいてかなり救われました。
それ以来、「分かってるよ、あの人のことは。もっと愚痴っていいからね。」と水面下でみんながフォローしてくれて救われた気持ちになりました。
もしあなたが同じことで悩んでいるなら、上司に相談する前に信頼できる同僚に愚痴を聞いてもらうだけでもかなり状況は改善すると思いますよ!
上司に相談する
私のようにその職場で新人という立場じゃなければ、理不尽なことに我慢する必要はないはずです。
私はまだ勇気がなくて上司に相談できていないのですが、本来であれば上司に相談するのが、最も合理的な解決策だと思います。
人に仕事を押し付けて逃げ続ける人の末路・・・
私はまだ上司に相談できていませんが、「仕事押し付け野郎」は、勝手に自滅しつつあります。
逃げ癖のある人の末路って、だいたい決まっているんですよね。
逃げ癖のある人の末路
- いつまで経ってもスキルアップできないから新人に追い越されていく
- 周りの信頼を得られない
- 自己嫌悪に陥る
いつまで経ってもスキルアップできないから新人に追い越されていく
「嫌な仕事」=「ミスの可能性が高い難易度の高い仕事」なので、そんなことを新人に押し付けて逃げていれば、当然のことながらスキル面で追い越されていきます。
私に仕事を押し付ける先輩は、入ったばかりの頃は私に仕事を教える立場だったはずなのに、いまでは分からないことがあると私に聞いてくるようになりました。
私も「もうこの人に教わることは何もないな。」と思っているし、今では当然のようにすべての仕事を担当するようになっているので、私から話しかけることは全くなくなりました。
周りの信頼を得られない
誰だって面倒な仕事は避けたいものです。
ですが、他人に押し付けて逃げるのは最悪の手段。一発で人に嫌われます。
さらに、そういう人って他人のために何かしてあげようという意識もサラサラないので、誰かが休みの時の急な仕事を引き継ぐこともしない。
そんな人を信頼できるわけがないので、いざというときに「あの人のためなら、一肌脱ぐかな」という人が誰もいなくなるんです・・・
チームで進める仕事で信頼を失うのは、致命的ですよね。
自己嫌悪に陥る
そんな仕事のやり方をしていれば、当然のことながら自己嫌悪に陥るはずです。
罪悪感や自己嫌悪ほど、精神を蝕むものはありません。
ますます自己評価が低くなり傷つきやすくなるから「自分が傷つかない」ことに必死になるあまり、嫌なことから逃げる・・・という負の連鎖に。
人に仕事を押し付けて逃げ続ける人がのさばれる環境自体が問題
私は、自分の心を守るために重荷から逃げるのには、賛成です。
ですが、それはちゃんと筋を通してからですよね。
裏でこそこそと人に仕事を押し付けて逃げるのは、卑怯で許しがたい行為です。
そういう人は、大体放っておいても自滅するものですが、まれにそういう人がのさばっている職場もあります。
今の私の職場も、上司は気付いているのかいないのか・・・と言った感じ。。。
もし気づいていないのだとしたら明らかに無能だし、気付いているのにそれを改善できないのだとしたらもっとダメですよね。
「スキルアップできるし、長い目で見れば自分の得になるはず。」と自分で自分を納得させていますが、「やったもん勝ちじゃなく、やったもん負け」みたいな環境は、環境自体があまり良くないんだと思います。
押し付けられた人の心が疲弊してしまうのなんて絶対許せないことなので、私もタイミングを見て上司に相談する必要があるのかもしれません。
今は、その相談の根拠のための実績作りだと思って、もうしばらく我慢してみようと思います。
もし相談した後も改善されないようなら、その人とのチーム解消を求めるか、転職も考える必要があるかも。。。
まとめ
ただの愚痴記事になってしまい、結果的に良い策が提示できていなくて済みません。。。
嫌な仕事を他人に押し付けて逃げる人の心理の根底にあるのは、「自分に自信がない」という自己肯定感の低さ。
だから、「可哀想な人」と少し見下しつつ、「あいつの仕事をやらないといけないのは面倒だが、その代わり自分のスキルが上がる」と思って耐えるのもひとつの方法です。
納得はできないかもしれませんが、放置しておけばいずれ自滅する気もします。
ですが、こういう人のそばで働くと、真面目な人ほど考え過ぎて、イライラしてしまい、思い詰めてしまいますよね。
我慢しすぎて自分が病気になってしまっては、元も子もない。。。
上司が気付いていないのであれば、上司に相談するか、ダメなら転職を考える必要があるかもしれません。
私は、辞めるなら副業が成功した時かな。と思って、嫌な職場を一刻も早く辞めるための励みにしています。
皆さんも、自分を追い込み過ぎないよう、良い方法を見つけてくださいね。